男装女子が不良集団に Part3

過去話(初代黒龍) ページ2

ほとんど会話のみで

───


今日は今まで話したことの無い昔の話をしようかな。



最初は初代黒龍の人達からかな。




あれはね、確かマイキーと仲良くなって東卍を結成して数日経った時だったかな…



万「A！お前に俺の兄貴を紹介してやる！」

「マイキーの兄貴？え？兄貴いたのてか？」

万「おう！今から行くぞー！」

「え！？今っ！？」






in S・SMORTORS



万「シンイチロー。」

真「おーどうした万次郎？誰？」

万「俺の最近できたダチ！」

「ど、どうも。」


真「…おーそうか！俺は万次郎の兄貴の佐野真一郎だ。」

「わ…俺は鈴城Aって言います。よろしくっす。」

真「おう！よろしく。ところでなんか食べるか？万次郎！ちょっと裏にある菓子取ってこい。」

万「はぁ？なんで俺が！」

真「ちょっとこいつと2人で話してぇんだよ。いいだろ？」

万「…別にいいけどさ。」

真「サンキュ。お詫びにお前の好きな菓子勝手に食べていいぞ。」


万「よしっ！！」


ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ




真「さて、A…ちゃん？」


「…え？」

真「あっ！ごめんな…でも君女の子…だよね？」


「あ、…は、はい。」


真「良かったぁ…間違えたかと思った。」


「…なんでわかったんですか…。マイキーたちも分からなかったのに…。」


真「ん？可愛い女の子ぐらい分からなきゃ男やってけねぇよ！告白20連敗もしてる俺を舐めんなよ！」
「いや、それ自慢げに言うことじゃないけど。」

真「ｳｯ…。」



そう言いながら真一郎くんはバイクをいじり始めた。


真「万次郎たちには言わねぇよ。なにか理由があってその格好でいるんだろ？」

「…大事な理由ってわけじゃないけど、言わなきゃって思っても言い出すタイミングがなくて…ずっと言えてない…。」

真「それなら無理に言わなくてもいいだろ。」

「え？」


真「万次郎達も男だぞ？いつかは勘づく。それでいいじゃねぇかよ。」



「…なんで真一郎くんがモテないのかわかんないなぁ。」

真「お！惚れたか？」
「そうゆうところがダメなのかもしれない。」
真「おい！あ、そうだちょっと顔見せてもらえるか？」

「あ、いいよ。」

そう言って私はフードを外した。


真「…可愛いじゃねぇか。これからは万次郎達がいない時はフード外していいからな！」


「うん。」




これが、


私と真一郎くんとの出会い。

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