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Aは、社長室の扉とどこか似ている、威圧的な大きな扉の前に立つ。インターホンが無いところから考えて、ノックをしようと手をあげた、そのとき。
微かに、男性の声が聞こえてきた。
声変わりがまだかと思えるような少年のそれ。
よくのびる、楽しげな歌声。
Aは自然とそちらへ向かっていた。
彼女がそこにたどり着いたとき。
数人の男性と、女性が一人話していた。
あれが逆ハーレム、か。
羨ましくはないけど……、なんか大変そう。
そんなことを思いながら、彼らの様子を伺う。
「オヤ？ 彼女は……？」
ふと、色黒の男性が周りに問う。
「ん？って、アイツ………誰だ？」
金髪の、帽子を被った少年が呟くと、周りも首をひねる。Aは、QUARTET NIGHTが４人グループだったことを思いだし、あれは違う人達かと解釈する。
先ほどの寮に戻り、Aは今度こそ戸を叩く。
しかし、中から人は出てこない。
Aは、早乙女さんからの書類があるならいいか、と思い……。
扉を開けた。
「おい嶺二。るせえ、黙れ」
「レイジがうるさいのは、どうしようもないんじゃない？」
「愚民が」
「ええーっ！？みんなちびたいよー！」
いたのは大の大人……と、少年だった。
他より幾らか背の低い男性が、周りに鋭い言葉を刺されていた。
何やってるんだ、あの人たち……。
Aは少し驚きながら、その４人をよく見る。
４人……？
まさか、あれがQUARTET NIGHT？
テレビで見た事があるけど、あんなキャラだったっけ……。
特に外人っぽい彫りの深い男性と、ハイトーンボイスの少年。
あれ作ってたのか……。
Aは苦笑とも、呆れともいえない表情を浮かべながら、四人を見る。
「……それで？
貴様は、いつまでこちらの様子を伺えば気が済むのだ」
彫りの深い男性に鋭い視線を向けられ、Aはようやく４人の方へ向かった。
「誰だ、てめぇ」
警戒心を露わにして、オッドアイの男性が問いかける。
「……雷」
「あずま……、ちゃん？」
名字のみ告げたAに、茶髪の男性が確認する。
彼女が頷くと、
「……で、結局君は誰？ボクのデータには何も無いんだけど」
と少年に問われる。
Aはそこではたと考える。
私は曲だけなら表舞台にでてもいい、と早乙女さんに言った。
つまり、アイドル活動中心の彼らに、お兄ちゃんの事を隠すと接点が無くなる。
どう挨拶すべきか考えていると。
入り口から、ガヤガヤと音がした。
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十六夜星夜(プロフ) - 言音さん» ありがとうございます！ 今直しました。 (2015年10月28日 21時) (
レス) id: 03b61e41c3 (このIDを非表示/違反報告)
言音(プロフ) - 続き楽しみにしています。あのー、すみません、32話ならなくてが、なりにくてになっているみたいです (2015年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 2111e957d4 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜星夜(プロフ) - 言音さん» 登録ありがとうございます！ 今直しました。確かにその方が違和感がありませんね。ご指摘ありがとうございました！ (2015年10月3日 11時) (レス) id: 97a18e3294 (このIDを非表示/違反報告)
言音(プロフ) - お気に入り登録させていただきました。続き楽しみにしています。あのー、文章なのですが、うかがってありますではなく、うかがっていますの方がいいと思います。突然すみません… (2015年10月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 2111e957d4 (このIDを非表示/違反報告)
なまけ(プロフ) - 十六夜星夜さん» うん！！頑張って!!更新楽しみにしてまーすd(´▽`) (2015年9月30日 20時) (レス) id: a890b1cbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜星夜 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/indigo09261/
作成日時：2015年9月29日 20時
