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Aは封筒に入っていた資料を見ながら寮に向かった。
その資料には驚くべき事実が満載だった。


まず、部屋は満室で開いてないから、誰かに譲ってもらうか
同居させてもらえ、との事。
そして、自炊性であること。あの寮にいる人達で交代しているらしい。
Aもそのシフトを勝手に組まされていた。
さらに、あと二週間で春歌に曲を作ってもらうか自分で作り、CDを出せとの事。
かなり無理があるだろう、とAは思う。


それでも、引き受けたものはやり通さなければ。
Aは決意も新たに、寮の扉を開けた。



「あっ、雷ちゃん、お帰りなさーい!」

「ん……、ああ、お帰り」

「お帰り、雷!どうだった?」


中には、那月、藍、翔がいた。
ソファに座り、何か話していたようだ。


「……ただいま。色々疲れたよ」


Aはそう言うと、ぽすっとソファに座る。
それに藍はため息をつくと、


「そういうのはまず先輩に許可を取ってから。ここじゃ、皆君より先輩なんだから」

「分かった分かった。私だって仕事した事はあるし、常識はあるよ」


Aの言葉は案外爆弾発言だったらしい。


「え?お前、今15なんだろ?……働けんの?」

「雷ちゃん、なんだか格好いいです!」

「格好いい……?まあ、ありがとう?働くっていっても、作詞の提供を
 ちょっとやってただけ。……ずっと家にいたし……」

「雷?」


翔と那月の感想に答えていたらいつの間にか暗い顔になっていたらしく、
藍に肩を叩かれる。


「いたっ!?藍、案外力強いよね……」

「……別に。疲れてるなら休めば?部屋はどこ?」

「わあっ!僕の部屋の近くだったらいいなあ。いつでもぎゅーって出来ますよね!」

「おいおい……。でも、ここに空き部屋なんてあったか?」




3人の言葉にAはダメ元で提案してみた。

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設定タグ:うたプリ , うたのプリンスさまっ , 寿嶺二   
作品ジャンル:アニメ
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十六夜星夜(プロフ) - 言音さん» ありがとうございます! 今直しました。 (2015年10月28日 21時) (レス) id: 03b61e41c3 (このIDを非表示/違反報告)
言音(プロフ) - 続き楽しみにしています。あのー、すみません、32話ならなくてが、なりにくてになっているみたいです (2015年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 2111e957d4 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜星夜(プロフ) - 言音さん» 登録ありがとうございます! 今直しました。確かにその方が違和感がありませんね。ご指摘ありがとうございました! (2015年10月3日 11時) (レス) id: 97a18e3294 (このIDを非表示/違反報告)
言音(プロフ) - お気に入り登録させていただきました。続き楽しみにしています。あのー、文章なのですが、うかがってありますではなく、うかがっていますの方がいいと思います。突然すみません… (2015年10月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 2111e957d4 (このIDを非表示/違反報告)
なまけ(プロフ) - 十六夜星夜さん» うん!!頑張って!!更新楽しみにしてまーすd(´▽`) (2015年9月30日 20時) (レス) id: a890b1cbfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十六夜星夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/indigo09261/  
作成日時:2015年9月29日 20時

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