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「え……、泣いてるの?」
周りの予想外な反応にAが焦った様子で三人の元へ向かう。
「ごっ、ごめんなさ……っ。……心に、声が響いて……!」
「っ……。なんか、心が揺さぶられるっつーか、感動しちまったつーか……」
「こんな歌、初めて聞きました……!」
春歌、翔、セシルは各々感想をつっかえつっかえ述べる。
Aは呆れ口調で言う。
「私の歌は素人モノなんだから泣かないでよ。対応に困る……」
言いながら彼女は三人の頭を撫でてあげていた。
それを見て、藍が口を開く。
「ねえ。気になってたんだけど、君っていくつ?」
「それ今聞く?藍……。まあいっか。藍達も教えてよ?……15だよ」
Aが答えると、辺りがしん……と静まる。
「……だから、その予想出来ない反応やめて」
聞いてきたのはそっちでしょう?と彼女が続けると。
「いや、意外と幼いなって」
「雷だってお前には言われたくないだろーよ、藍……」
藍の対応に翔が突っ込んだところで12人の歳を聞いた。
「なるほど。皆私より年上なんだ。……藍以外は」
「何、その言い方」
別に、ホントの事でしょ。
そう彼女が言うと藍はむすっとした表情でそっぽを向く。
その藍の表情を、Aはじっと見つめていた。
「ねーねっ!ライちゃん、ここにきたばっかでしょ?案内したげるよっ!」
嶺二が元気に挙手すると。
「気持ちは嬉しいけど、断らさせてもらうよ」
はっきりとした拒否にぶーぶーと不満を言った嶺二だった。
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十六夜星夜(プロフ) - 言音さん» ありがとうございます! 今直しました。 (2015年10月28日 21時) (レス) id: 03b61e41c3 (このIDを非表示/違反報告)
言音(プロフ) - 続き楽しみにしています。あのー、すみません、32話ならなくてが、なりにくてになっているみたいです (2015年10月28日 21時) (携帯から) (レス) id: 2111e957d4 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜星夜(プロフ) - 言音さん» 登録ありがとうございます! 今直しました。確かにその方が違和感がありませんね。ご指摘ありがとうございました! (2015年10月3日 11時) (レス) id: 97a18e3294 (このIDを非表示/違反報告)
言音(プロフ) - お気に入り登録させていただきました。続き楽しみにしています。あのー、文章なのですが、うかがってありますではなく、うかがっていますの方がいいと思います。突然すみません… (2015年10月3日 11時) (携帯から) (レス) id: 2111e957d4 (このIDを非表示/違反報告)
なまけ(プロフ) - 十六夜星夜さん» うん!!頑張って!!更新楽しみにしてまーすd(´▽`) (2015年9月30日 20時) (レス) id: a890b1cbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜星夜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/indigo09261/
作成日時:2015年9月29日 20時