家族の元シードたち (ページ4)

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玄関が開く音がした。

「たっだいまぁ～!!!」

「おい大声出すなよ！」

「アハハハッ！でも白竜帰ってきてるし～！」

「でもデカすぎるんだよ…ん？女の靴？」

「そーいえば今日から1人来るとか言ってたよーな？」

「あーそういえばそうだったな」

白「…うるさいのが帰ってきたか…」

2人の声はリビングまで聞こえており、流石男子中学生…と謎の納得をした。

ｶﾞﾁｬ

入って来たのはシニヨンヘアの男の子と目付きが悪い男の子だった。

『は、初めまして。今日からお世話になる亜風炉麗奈です。これからよろしくお願いします』

「おー！めっちゃ可愛い～！俺、光良夜桜！んで、コイツが磯崎研磨！」

磯「…磯崎研磨だ。よろしく」

シニヨンヘアの子は夜桜くんで、目付きが悪い子が研磨くんか…目付き悪いとか思ってごめん。

白「麗奈さんは2年生だ。雷門中に通われる事になっている」

光「アハハ！マジか！俺も2年生だからタメでよろしく！ちなみに磯崎は1年！」

2人は同い年じゃなかったのか…しかもまさかの夜桜くんが年上とは…

磯「麗奈さんが思っている事はわかるが、本当にこいつは2年生だ。まあ精神年齢はこの家で浪川と争えるくらい低いが…いや、まだ浪川の方が高い…か？」

白「俺的にはどっちもどっちだが。あ、浪川さんは海王学園に通われています。横浜にあるのでこの家の中では1番遠いので最後に帰ってくると思います」

浪川くんとやらは横浜なのか。横浜って東京の下にある県だよね？そんなに遠い所に通ってるんだ。

『なるほど…結構多いんだね…ちなみに2人はどこの学校なの？』

光「俺たちは万能坂！」

磯「国立にある。ここからだと他の奴らよりは近い方だな」

『へぇ…国立ってどこ？』

光「えー国立知らないの？」

白「麗奈さんは韓国に住まれていたから知らなくても無理はないだろう。…というか昨日説明があっただろう…国立は八王子の近くにある市です。」

『そうなんだ。私は東京って言ったら渋谷とか新宿とか…そういうイメージだったから正直八王子に着いた時ここ東京？！って驚いたよ』

磯「確かにそう思っても無理はないな。東京に住んでいない人なら大体の東京のイメージは東京23区だろ」

東京って結構広いかも…。