【ヒプマイ】狂ったように愛して3【反応集】

【Fling Posse】 ページ12

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飴村乱数


「いいよー！ぎゅーっ」


一緒に寝ようとハグをねだった貴女を、小柄な身体でぎゅっと包み込む彼。

すると彼から知らない香水の匂いがふわりと香りました。

どういう事かと問い詰める貴女に、彼は少し意地悪をしたくなったのか黙ったままで。

本当は道端で転びそうになっていたお姉さんを助けただけなのですが、彼は一向に教えません。

貴女がどんな反応をするのか黙って見ていると、貴女はむすっと頬を膨らまして彼の首筋に顔を埋めます。

『...乱数は私のだもん』

いなくならないで、と小さな声で呟いた貴女。

そんな貴女に彼は一瞬動きを止めますが、口角はは嬉しそうに緩めれ。

嫉妬されるのも悪くないとつい感じてしまう彼なのでした。



夢野幻太郎


「...逆にこうしてると寝づらくないですか？」


彼の小説の執筆が終わり、久々に彼の家に泊まりにきた貴女。

楽しい時間はあっという間で、すぐに夜も深まっていきます。

彼と話したい反面、既に眠くなってきた貴女は目を擦りながら彼にハグをねだります。

お互いベッドの上ということもあり、中々ハグをしてくれない彼。

そんな彼ですが両手を広げたままの貴女を見れば、観念したようで。

はぁっという溜息と共に腕の中に貴女を閉じ込めます。

『幻太郎良い匂いする』

「...人の匂いを嗅ぐなんて変態ですね」

『うるさい』

彼に変態と言われ、少し拗ねた表情をする貴女ですが次第に瞼は下がり。

寝息を立てて寝てしまった貴女に彼は優しく微笑みます。

彼がそっとキスをしたなんて気が付いていない貴女は夢の中へと誘われていきました。



有栖川帝統


「んだよ、甘えて―のか？」


彼よりも年上な貴女ですが、甘え上手なせいか貴女といる時の彼は大人びていて。

友達としてたまに家に遊びに来る彼は、こうしていつも貴女を甘やかしてくれました。

この日もいつものように擦り寄ってきた貴女に、彼はそう尋ねます。

いつもならそのまま彼に凭れ掛かるだけの貴方ですが、この日は異なり。

『ね、帝統今日泊まっていきなよ』

「はっ！？」

『一緒に寝よ』

そう言って貴女は両手を広げてハグをねだりました。

そんな貴女に動揺を見せる彼ですが、前髪を乱雑に掻き上げたかと思えば力強く貴女を抱きしめ。

「今更撤回させねーぞ」

そう言って噛み付くようなキスを貴女に落とします。

それからは恋人となった彼が毎日家にやってくるようになるでしょう。


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