【ヒプマイ】山田家の不登校少女は小悪魔すぎる3【逆ハー】

二郎「ねーちゃんこの間、食用イナゴをじっと見つめたまま一時間動かなかった」　三郎「噂によるとあいつは虫すらも食べるみたいですよっ」　一郎「うちの子はなんちゅー人にぞっこんなんだよ！」 ページ1

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『左馬刻、ただいま』


左馬刻「おう、楽しかったか」



左馬刻の言葉に私は大きく頷く。

あれからすぐに乗ることが出来て、久々に乗ったジェットコースターはものすごく楽しくて。

理鶯も乗るのは小さい頃以来で久々だったみたいだから乗る瞬間目をキラキラと輝かせていた。


....あの顔写真に収めとけば良かった。



そう後悔しながら次はどこに行こうかと地図を広げると左馬刻は一点をじっと見つめている。

どうかしたのだろうかと視線の先を辿れば私の手で。


左馬刻「....こっち来い」


『ん、』


理鶯と繋いでいる手を離し椅子に座っている左馬刻の隣に私も座る。

何か用でもあるのかと思って左馬刻の表情を窺うも何も言ってこない。

その代わり今度は左馬刻が私の肩へと頭を寄せた。



左馬刻「お前は俺様のもんだろ」


『...それは初めて聞いた』



左馬刻の髪をいじりながらそう返答する。

ふわふわしていて綺麗な白い髪は太陽に当たって光り輝いていた。


最近は昔みたいにセットしてないからこうして触れるの、何気に嬉しいんだよね。

....調子乗るから絶対に言わないけど。




そんな事を考えながら頭を撫でていると「...ちっ」という舌打ちと共に左馬刻はようやく顔を上げてくれた。

三郎「実はこの間、姉さんと寝たんですが寝言で"理鶯、好きー"って言ってました！」　二郎「てめっ、姉ちゃんと寝たってどういう事だよ！！」　三郎「そのまんまの意味ですー！」　一郎「俺とは寝てくれないのに、」→

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