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一郎「俺にもお兄ちゃんって呼んでくれ!」 『お兄ちゃん、好き』 一郎「えっ...」 『お兄ちゃん.....一緒に寝よ?』 一郎「え、え!?そそそれは...!」 『いや慌てすぎ』 ページ46

.


どれくらい眠っていただろうか。


ゆさゆさと揺すられ、耳に心地よい低い声が届く。


理鶯「A、着いたぞ」


『ん....今起きる』



目を開けると私の顔を覗き込んでいる理鶯の顔が視界に入る。

なんて幸せな目覚めなんだろう。


緩む頬を必死に抑えながら身体を元に戻す。

そして窓からどこに着いたのか外を見れば私は目を輝かせた。



『....遊園地に連れて来てくれたのっ』


左馬刻「おう、前にここ行きたいって言ってたろ」


『....覚えててくれたんだ』



ここは最近新しく出来た遊園地で。

前に二人で雑誌を見てた時『ここ、行ってみたい』なんて言葉を溢した記憶がある。


でも、その時は「んなガキみたいなとこ」って笑ってたのにどうしちゃったんだろう。



そんな意味を込めて左馬刻に視線を送るも気付いていないのか「ほら、行くぞ」と言って車を降りてしまう。


私はドキドキと胸を高揚させながら、左馬刻の後に続いて車を降りた。



理鶯「嬉しそうだな」


『うん、すっごく嬉しい』



私の隣を歩く理鶯がそんな事を言うので私は大きく頷く。

前までは兄弟で遊園地は行ってたんだけど最近は皆忙しかったから中々出掛けられなくて。


理鶯「Aが嬉しいなら小官も嬉しい」



理鶯はそんな私を見ればふっと笑みを溢した。

帝統「なーなー、俺には優しくないよな」 『だって帝統も優しくないじゃん』 帝統「俺のどこが優しくないって言うんだよ!」 『いつも私のご飯横取りする』 帝統「...それはすまねー」→←『三郎お兄ちゃん』 三郎「ねねね姉さん!?どうしたんですか!?」 『三郎の方が背高いから三郎が兄ね。いい?おにーちゃん』 三郎「は、はい!」 一郎「何で俺は呼んでくれないんだよ!!」



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琥珀(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しいです!本作はシリーズがかなり続いておりますので、是非気軽に自分のペースでお読みくださいね。 (2021年5月5日 16時) (レス) id: 2e5c416c18 (このIDを非表示/違反報告)
みん - さいっこう!!! (2021年5月5日 15時) (レス) id: 401406e7ba (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます!シリアスが終わればまた色んなキャラとわちゃわちゃさせるつもりなので楽しみにしていてくださいね。リクエストもお待ちしているのでお気軽にどうぞ! (2019年7月10日 22時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがもっと幸せになってくれるといいな (2019年7月10日 17時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - はにゃさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しい限りです! (2019年7月5日 5時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月1日 22時

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