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『寂雷の白衣大きいから着るとドレスみたいだね』 寂雷「ええ、まるで花嫁のようだね」 一郎「うっ...俺は絶対嫁には行かせないからなっ!」 寂雷「....相変わらずだね、一郎くんは」 ページ43

.


「いいから出せっつってんだろ!」

「んなことする訳ねーだろうか!」


朝から誰かの怒鳴り声が部屋まで聞こえてきて目を覚ます。

ゆっくりと身体を起こし目覚まし時計を確認すると時刻は朝の9時で。


きっと二郎も三郎も学校に行ったはずだから今の声は一郎だろう。

何かあったのかな。


そんな事を考えながら重たい身体を起こし、部屋を出る。



『ん、一郎どうしたの...』


一郎「く、くるな!!」


玄関から喧嘩する声が聞こえたのでそっちの方に行ってみると案の定一郎は誰かと話している。

どうかしたのだろうかと近づけば、一郎はそんなことを言ってきた。



左馬刻「やっぱりいんじゃねーか」


『....左馬刻?』



驚くことに玄関にいたのは左馬刻で。

一郎と押し合いながら家の中に入ろうとしている。


左馬刻「出掛けっから支度しろ」


左馬刻は私を視界に入れればそんなことを言う。


一郎「Aを行かせる訳ないだろ!!」


一郎は必死に左馬刻を追い出そうとしてるし、何よりこの状況で行ってもいいのかな。

行かない方がいいのかもしれない、と思い始めた私の考えは私の大好きな人の登場によって大きく変わる。



理鶯「A、小官と出掛けたくはないか...?」


『っ...すぐ支度してくるね』



いつまでも動かない私に寂しそうな顔で玄関から顔を出した理鶯を見つければ私は急いで支度をし始めた。

『一二三、見て見て。寂雷の白衣似合う?』 一二三「うんっ!お化けみたいで似合ってるよ!!」 『....嫌い』 一二三「え!?」 独歩「...今のはお前が悪い」→←『....最近一郎を見るとドキドキするの、だからもう言っちゃうね』 一郎「お、おう...(こ、これはもしや...!?)」 『一郎の大切にしてるフィギュアの足折っちゃった』 一郎「は?」



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琥珀(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しいです!本作はシリーズがかなり続いておりますので、是非気軽に自分のペースでお読みくださいね。 (2021年5月5日 16時) (レス) id: 2e5c416c18 (このIDを非表示/違反報告)
みん - さいっこう!!! (2021年5月5日 15時) (レス) id: 401406e7ba (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます!シリアスが終わればまた色んなキャラとわちゃわちゃさせるつもりなので楽しみにしていてくださいね。リクエストもお待ちしているのでお気軽にどうぞ! (2019年7月10日 22時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがもっと幸せになってくれるといいな (2019年7月10日 17時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - はにゃさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しい限りです! (2019年7月5日 5時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月1日 22時

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