イナズマイレブン 〜FF編〜 第1巻

（３０）尾刈斗中 ページ32

そして試合当日。

チトセ「ショウの話によると、今日は雷門中が練習試合をするそうだぞ」

カヤ「へ〜……弱小の雷門が練習試合なぁ」

リク「リーダーが居るのならオレ、見に行きたいです！」

カヤ「そうだな、ソラがどこまで尾刈斗中を打ちのめすのか楽しみだぜ」

チトセ「お前らはまず、他校へ不法侵入するのをやめたらどうだ」

リク「えぇ〜。そう言うチトセさんこそこの間、青龍中抜けてきたじゃないっすかぁ…」

チトセ「俺は先生に断ってからきたんだ。授業中に抜け出すお前たちと一緒にするな」

カヤ「ちぇ〜……」




・




角馬「はい、いよいよこの日を迎えました。
雷門中VS尾刈斗中の練習試合。
あの帝国学園を下した我が雷門イレブンの勇姿をみようと、多くの観客が詰めかけております。
雷門イレブンはどのような試合を見せてくれるのでしょうか？
実況は私、角馬圭太がお送りいたします！」


佐久間「へぇ…。豪炎寺は正式に入部したようだな」

鬼道「…………」

カヤ「…おっ、帝国の鬼道と佐久間じゃん。雷門中になにしに来てんの？」

鬼道「…そう言うお前たちは何の用で来たんだ。
青龍中サッカー部2年、DF背番号14の水狂言(ミズキョウゲン)火哉(カヤ)。
青龍中2年、柊(ヒイラギ) チトセ」

カヤ「ウチのサッカー部、全然目立たないのによく知ってんなぁ」

チトセ「俺達は見物だ。雷門ではなく、ショウのな。
お前達は大方、豪炎寺修也の見物と言った所だろう？」

鬼道「よくわかったな」

チトセ「当たり前だ。俺の知恵力ナメるな」

リク「……オレの紹介、忘れてるっすね」

カヤ「……あ、ヤバい」

リク「オレのことを無視するなんて………


いい度胸してんじゃねぇか。表出ろや！」

チトセ「やめろ皐月！こんな時に騒ぎを立てるな！」

リク「離してくださいチトセさん！」

カヤ「いいから落ち着けぇぇえっ！！！！」


佐久間「……鬼道。何なんだろうな、この茶番」

鬼道「俺に聞くな……」

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