【ヒプノシスマイク】シンジュクのNo.1キャバ嬢は今日も笑顔で働きます。【番外編】

お酒には注意【寂雷】 ページ1

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引退の言葉を終えてから、私は色んな席を行ったり来たり。


やっと皆がいる席に着くとすでに出来上がっている人も何人かいた。



独歩「こんな凄い人の知り合いでっ...いいのか俺は...ぐすっ」


一二三「独歩くん、ほら泣かないで。君は素晴らしい人間だよ」



泣いている独歩さんにハンカチを渡す一二三さんは完全にホストモードで。

これじゃあ、独歩さんがホストに来ているような絵面になってしまっている。



『独歩さん、お水をどうぞ』


独歩「あ、ありがとう....」



鼻をすすりながらお水を受け取る独歩さんを見て思わず苦笑する。

普段よりさらに勝るほどのネガティブさだ。



『寂雷先生、あまりお酒は苦手ですか？』



ふと、近くに座っている寂雷先生を見るとグラスに注がれたお酒は一杯も減っている様子が無い。


不思議に思いそう尋ねると、何人かの動きがぴたっと止まったような気がした。



寂雷「苦手というか、記憶を無くしてしまうのだよ」

『でしたら、他の飲み物をお持ちしましょうか？』




申し訳なさそうな顔でそう言った寂雷先生に罪悪感が沸き、そう提案した。



寂雷「いや、せっかくの祝いの席ですし、一杯だけいただきましょうか」

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