episode34 ページ36
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銃兎さんが仕事へと出掛けた後私はお風呂に入りソファでいつものようにお客さんに返信する作業を行っていた。
でもいつもよりお店の終わる時間が遅かったことと、人数が少ないため一層気を張っていたからなのか心なしか身体が重い。
それに付け加え睡眠を十分に取っていなかったので気付いた時には意識を手放していた。
意識が朦朧としている中、何か温かいものに包まれている感覚になり心地よさが身体に広がる。
突如やってきた浮遊感に抵抗することなく私はその感覚に身を委ねる。
ふわりと漂う花の香りに私の意識は奥深くへと沈んでいった。
『あれ、私いつ部屋に移動したんだろう....』
目が覚めると私はベッドに横になっていて、よほどしっかり寝れたのか寝る前に感じた疲れはほとんど取れていた。
不思議に思い部屋から出るとそこには大きな背中をした人の姿が。
理鶯「目が覚めたか」
『あの、あなたは.....』
理鶯「ふむ、貴殿が銃兎の言っていたAだな。小官は毒島メイソン理鶯だ」
そう言い、握手を求めた彼に恐る恐る手を差し出す。
....見た感じこの人はあの電話の相手ではなさそう。
ほっと安堵すれば寝ている時に匂った香りはこの人からしていることに気が付く。
『あの、理鶯さん...?が寝室に運んでくれたんですか?』
何と呼べばいいか分からず戸惑いながらそう言えば「理鶯でいい、さんもいらないぞ」と言われたので素直に従う。
独特な雰囲気からか、滲み出る包容力なのかこの人といると何となく心が落ち着く。
話を聞くと、どうやら家に来たときにソファで寝ていた私を見つけて運んでくれたらしい。
『理鶯って花の匂いがするけどどうしてですか?』
理鶯「ふむ、分かってくれるのか。Aが初めてだ」
私が気付いたことが嬉しかったのか理鶯は自分の今の生活を含め自然についての話を色々と教えてくれた。
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琥珀(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しい限りです! (2022年9月22日 10時) (レス) id: df97482346 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - もうめちゃめちゃ良かった!です! (2022年9月21日 18時) (レス) @page4 id: 7770a83983 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 九鬼さん» えええそんなことを言ってくださるなんて....!ありがとうございます!! (2018年12月30日 6時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
九鬼(プロフ) - 一言言わせてください!すき! (2018年12月30日 0時) (レス) id: 779dfe7ec9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - スルメさん» 本当ですか!有難うございます...!これから起こる衝撃の展開を是非楽しみに待っていてください! (2018年12月29日 8時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2018年12月24日 22時