パンドラの匣 2

８８　笑ってはいけない迷い犬 ページ39

谷崎「じゃあまずはフリップから」

クルリと回して見る谷崎

谷崎「？？えっと・・・今日やることはこの後鬼ごっこ その後演劇

お昼休憩を取ったら部屋に戻って仮眠 それで肝試しで本日は終了・・・

だそうです」

太宰「スケジュールか・・・じゃあ次はＤＶＤ」

谷崎「じゃあ・・・・・・できた！・・・再生っと」

セットし終り再生ボタンを押した谷崎

そこに映し出されたのは泣いているナオミの姿だった

谷崎「は・・・？」

ナオミ「お兄様・・・実は言いたいことが・・・」

谷崎「え、ちょ 待って！なんでナオミが泣いて・・・」

ナオミ「本当は不安なんです お兄様が・・・って思ったらでも・・・・

うん・・・ それではお兄様 聞いてください」

谷崎「え、あ うん！聞くよ！なに？ナオミ！」

ナオミ「お兄様・・・タイキック」

谷崎「うそでしょ！？ナオミィィィ！！！」

「あははは！！！」

「全員、ＯＵＴ」

タイキック用に入って来たのは

福沢諭吉

谷崎「待って、待って！！！死にますから！！死んじゃいますから！！！」

割愛！！

谷崎「・・・」

太宰「・・・生きてる？」

中原「・・・あ」

ガチャリとロッカーを鍵で開け、すぐに閉じた中原

鍵をかけなおす

太宰「え？何を見たの？」

中原「見ねぇ方がいい」

芥川「最後は中也さんの・・・」

中原「取り合えず押してみるか」

ポチ

「太宰、ＯＵＴ」

太宰「え」

敦「え？笑いました？？」

太宰「え？いやいやいや！！笑ってないよ！ちょ、乱歩さん、手違、あぁ！！」

中原「まさか・・・」

ポチ

「太宰、ＯＵＴ」

太宰「蛞蝓！！！」

十分後・・・

太宰「はぁ、はぁ、はぁ・・・これは、此処に封印しておこう」

中原(さすがに遊びすぎたか？)

ガララ

箱庭「鬼ごっこの時間ですよー」

ゴーゴリ「さぁ！行くよ！グラウンドに！！」

更衣室

太宰「ジャージか」

敦「あの・・・なんで僕だけブルマなんですか？」

谷崎「・・・ドンマイ」

バンッ！！

「！？」

現れる黒づくめの集団

担がれる太宰

太宰「え、ちょっと待って！！」

連れ去られる太宰

扉からひょっこりと顔を出す箱庭とゴーゴリ

箱庭「ピーチ姫ポジは太宰さんです！」

鬼ごっこ開戦

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