【rkrn】田舎少女の異世界紀行

着るぜ！着付指導！ ページ10

「はい、こんなのどうかしら？」

差し出されたのは、淡い朱色がベースの着物。
うわめっちゃ素敵やん！
山本先生わかっとる！！

「とっても素敵です！ワガママ聞いてもらってありがたい限りです」

「いいのよ。さ、着付けの方法を教えてあげるわ」

嫁さんというより、お母さんにほしい…！
いや、んなこと言ったらおかんに畑の肥やしにされるわ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「どう？着心地は」

「ちょっと動きにくいですけど…多分慣れると思うんで大丈夫です」

「なら良かった。また昼食の時に呼びに来るから、それまでくつろいでいていいわよ」

そう言って、山本先生は戻って行った。
先生の教え方、わかりやすかったなぁ。
脳みそうんこの私でも覚えれたし！

「さて、なにしよっか」

これと言ってやることが無いから……。
そうや！棚に教科書とか立てとこ！

……………………。

秒で終わったわ！！！
んなもん暇つぶしになるかぃ！！
あーっ暇すぎる！！

ブリッジか！
ブリッジでもしとったらええんか！！
よっしゃやったろやないか！！！！

「天女様、いらっしゃいますか？」

「っへぁあい！！？」

っおわー！！
危なかった…。
あと数秒遅ければブリッジしとるとこやったわ……。

「天女様、仕事までお暇でしょう。私が話し相手になりますよ」

あ、サラスト男やん。
でも暇しとったし、ありがたいありがたい。

「気ぃ使うてもろてすみません。ぜひお願いします」

あわよくば宿題教えてもーらお！！
(登校する時点でやってなかった)

呼ぶぜ！仇名命名！→←話すぜ！美人教師！

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