第292話 ページ44
フィディオ「なんてことだ…」
見ると、フィディオがいた。
フィディオ「何があったんだ?
まさか、俺を助けたせいで、君達まで狙われたのか!?」
鬼道「いや、お前を助けたことなど関係ない。」
足音がして見ると、不動が目を見開いていた。
円堂「不動…」
フィディオ「Aを狙ったのは、影山なのか?」
鬼道「あぁ。顔は見てないが、直接話した。間違いない。」
円堂「手段を選ばないやり方は、相変わらずだな!」
鬼道「フィディオ、さっきの話だが、やはりお前達のチームに、俺達を入れてくれ。」
フィディオ「え?」
円堂「まさか…」
鬼道「チームのメンバーが怪我したことと、義姉さんが狙われたこと…この2つに、何か関係があるのかもしれない。」
フィディオ「分かった。皆に相談してみるよ。」
鬼道「よろしく頼む。」
フィディオに着いていき、オルフェウスの選手達と会う。
フィディオが、皆に事情を説明する。
「助っ人だと?」
フィディオ「あぁ。イナズマジャパンの円堂、鬼道、A、不動だ。怪我をした皆の代わりに、試合には彼らが出てくれる。
皆で、イタリア代表の座を守るんだ!」
「俺は反対だ。」
フィディオ「え?」
「試合には、俺が出る。」
フィディオ「ブラージ…」
ブラージ「日本人に、俺達イタリア代表のゴールを守らせるわけにはいかん。」
円堂「無理をして、世界大会に出られなくなったら、どうするんだよ!」
ブラージ「何?」
円堂「イタリアのゴールは守ってみせる。だから頼む。協力させてくれ!」
フィディオ「円堂…」
ブラージ「何故だ?何故、日本代表であるお前達が、敵である俺達のためにそこまで…!」
円堂「敵じゃあない!ライバルだからだ!」
円堂君の言葉に、オルフェウスの選手達は驚いていた。
フィディオ「円堂…」
円堂「俺さ…この島に来て、最初にフィディオに出会ったんだ。世界には、こんなすげぇ奴がいる。こんな奴らと試合が出来ると思って、ずっとワクワクしてたんだ。
俺は皆と、世界の舞台で戦いたい。そのために、力になりたいんだ。
俺達は、世界一を目指すライバル同士!敵とか味方とか、関係ない!」
フィディオ「円堂…」
ブラージ「ライバル…か。分かった、お前を信じよう。
俺はイタリア代表GKのブラージだ。イタリアのゴールは頼んだ。」
円堂「俺は、円堂守。任せてくれ!」
円堂君とブラージは、握手を交わした。
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苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ありがとうございます! (2019年11月16日 16時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - 続編おめでとうございます!! (2019年11月15日 17時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年11月15日 0時