第286話 ページ38
綱海「行くぜ、もういっちょ!
ザ・タイフーン!」
ドーンッ!
立向居「うっ…くっ…よし!ぐわっ!」
A「立向居君!」
私達は、立向居君に駆け寄った。
綱海「おい、立向居!しっかりしろ!」
綱海君が、立向居君を部屋に運ぶ。
円堂「ん?A、綱海、皆も、何してるんだ?」
A「円堂君…実は…」
円堂「そうか…」
円堂君は、立向居君を見た。
立向居「ん…」
円堂「立向居!」
立向居「円堂さん…」
円堂「大丈夫か?」
立向居「はい…あっ…」
立向居君は、私達を見た。
綱海「ちょっと、調子に乗りすぎちまったな…」
立向居「いえ…俺も何か掴めた気がして、油断しました…せっかくいい感じだったのに…」
円堂「ゆっくり休め。」
立向居「…」
円堂「これ、随分重くしてるんだな。」
立向居「もっと、力を付けたくて。
俺、結局は円堂さんの後を追いかけているだけだなんて考えたら、じゃあなんでこのチームにいるんだろうとか…色々考えちゃって…」
円堂「あのさ、俺もある人に、俺自身の必殺技はどこにあるのか、全部じいちゃんのお陰って言われた時は、正直考えちゃったよ。
でもさ、かっこいいなって思ったら、やってみたくなっちゃうよ!」
栗松「はい!俺もなるでやんす!」
壁山「俺もっす!」
綱海「そうそう!俺だってよ、お前らとサッカーやって、おもしれぇって思ったから、始めたんだぜ!」
木暮「それ、真似する以前の問題だよね。ウッシッシ!」
A「最初って、皆そうだよ。誰かや何かのごっこから始めて、だんだん自分のものになっていくんだよ。
立向居君は、円堂君ごっこをして、強くなってきたんだよ!」
立向居「円堂さんごっこ…なるほど。そういえばそうだ。」
立向居君は、微笑んだ。
A「立向居君にも、ゴッドハンドがあって、マジン・ザ・ハンドがあって、ムゲン・ザ・ハンドがある。
その積み重ねの上に、自分自身の技が出来るんだよ!」
円堂「あぁ、その通りだ!一緒にジャパンのゴール、守っていこうぜ!」
立向居「はい!」
立向居君は、どこか吹っ切れたように笑った。
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苺の花(プロフ) - イナイレの風丸大好き♪リンさん» ありがとうございます! (2019年11月16日 16時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレの風丸大好き♪リン(プロフ) - 続編おめでとうございます!! (2019年11月15日 17時) (レス) id: e6fb3fbc8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年11月15日 0時