天才ゲームメーカーと天才リベロ V5【イナイレ】 (ページ49)

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第247話ページ49

チャンスウ｢初めまして、イナズマジャパンの皆さん。いい試合にしましょう。｣

円堂｢あぁ。｣

チャンスウ｢でも、気を付けて。｣

円堂｢え？｣

チャンスウ｢決勝戦のフィールドには、龍がいますから。｣

チェ･チャンスウはそう言って、ベンチに歩いていった。

円堂｢龍？｣

土方｢まさか、アフロディ達が相手とは…｣

目金｢ですが、警戒すべきはあのチェ･チャンスウです。｣

円堂｢そんなに凄い奴なのか？｣

目金｢知らないんですか？
フィールドを支配する韓国の司令塔。その巧みなゲームメイクは、完全なる戦術と呼ばれ、あらゆる敵を打ち砕いてきた、まさに稀代の天才ゲームメーカー。
龍を操る者、そう呼ぶ人もいます。｣

鬼道｢龍を操る者…｣

円堂｢すっげぇな…でも、面白いじゃないか！｣

円堂君の言葉に、皆の顔付きが変わる。

円堂｢よーし、やろうぜ皆！決勝戦だ！｣

皆｢おーー！！｣

私はアップを済ませて、ファイアードラゴンのベンチに向かった。

A｢わあっ！｣

ぴょこっと顔を出して、水を飲んでいる晴矢君を驚かす。

南雲｢ぶふっ！｣

涼野｢A、何故ここに？アップは済ませたのか？｣

A｢うん！試合まで少し時間あるし、ちょっと話さない？｣

私は、晴矢君と風介君に笑いかけた。

A｢お日さま園を出て行ったの、このためだったんだね。｣

南雲｢あぁ。韓国で、このチームと特訓してたんだ。｣

涼野｢もう一度、Aやヒロト、円堂達と戦いたかったからね。｣

A｢そっか…もー、2人がいなくなって、めっちゃ寂しかったんだからね！｣

私は、晴矢君に軽くパンチした。

南雲｢痛って！何すんだよ、この野郎！｣

晴矢君は、私の両頬を抓る。

A｢んふふっ！｣

私は、晴矢君に笑いかけた。

南雲｢チッ…｣

晴矢君は顔を赤くして、私から顔を逸らした。

A｢晴矢君？｣

晴矢君の顔を覗こうとすると、誰かに手を掴まれた。

振り返ると、息を荒らげたヒロト君がいた。

A｢ヒロト君？｣

ヒロト｢…！Aちゃん、もうすぐ試合はじまるよ。｣

A｢う、うん…
晴矢君、風介君、今日はお互い頑張ろうね！｣

私は2人に手を振って、ヒロト君と一緒にイナズマジャパンのベンチに戻った。