第108話 ページ9
引き続き鬼道side
円堂｢練習…出来ない…｣
振り向くと、円堂がボールを押し返していた。
木野｢どういうこと？｣
円堂｢今の俺は、サッカーと真っ正面から向き合えない。ボールを蹴る…資格がないんだ。だから、それまでボールを預かっててくれ。｣
円堂はそう言うと、歩いて行った。
鬼道｢あいつ…｣
俺は、歩いて行く円堂の背中を見つめた。
A｢有人君…｣
振り向くと、義姉さんが俺を見ていた。
A｢ごめん…私も練習出来ない…｣
義姉さんはそう言って、歩いて行った。
鬼道｢待ってくれ、義姉さん。｣
俺は、義姉さんの腕を掴んだ。
A｢離して…お願いだから、今は1人にして…｣
鬼道｢…｣
義姉さんにそう言われ、俺は義姉さんの腕から手を離した。
鬼道｢義姉さん…｣
鬼道side終了
─────────────────────
A『ヒロト君！』
ヒロト『行くよ、流星ブレード！』
ﾊﾞｼｭｯ!
A『やったー！また私達の勝ちー！』
南雲『くっそー！また負けた！』
涼野『晴矢があそこでヒロトを止めてれば負けなかったものを…』
南雲『んだよ、俺のせいにすんなよ！』
A『はいはい、喧嘩しないの！』
緑川『そうだよ。晴矢も風介もいいコンビネーションだったよ！』
ヒロト『ねぇ、もう一試合しない？』
A『いいね！』
南雲『今度は負けねえ！なっ、風介！』
涼野『あぁ。』
大好きなサッカーが、破壊の道具にされている。
それをしているのは、私の友達。
皆に楽しかったサッカーを思い出してもらおうって、皆を止めようって、今まで頑張ってきた。
でも私の存在が、
今まで通り、皆と楽しいサッカーなんか出来ない。
A｢こんな気持ちになるなら、サッカーなんかしなければよかった…！｣
私は、涙を流した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
条介嫁 - 今更ながら初コメ失礼します。鬼道オチのを見た後見つけちゃってまたまた拝見させてもらってます！！と、ここで初コメながら……条介オチ作ってください!! (11月30日 9時) (
レス) id: c880e5c60f (このIDを非表示/違反報告)
苺の花(プロフ) - 美味しい木材さん» ありがとうございます^ ^ (2019年10月20日 20時) (レス) id: e27dc06978 (このIDを非表示/違反報告)
美味しい木材(プロフ) - ものすごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月20日 20時) (レス) id: 9f6bf4ed89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺の花 | 作成日時：2019年10月9日 16時
