第268話-コトワール戦- ページ23
マクスター《おっと、両チームの選手がピッチに現れました！
いよいよ、決勝の幕が上がろうとしています！》
ﾄﾞｻｯ…ﾄﾞｻﾄﾞｻｯ!
円堂｢ん？｣
振り向くと、リトルギガントの選手達の足元に重りが落ちていた。
目金｢重り…ですか？｣
夏未｢1人20kgを身に付けているの。｣
春奈｢そんなに？｣
夏未｢あれを付けた状態で、試合をしてきたのよ。しかも、必殺技を一度も使わずに。｣
皆｢！？｣
マクスター《両チーム、ポジションにつきました。
マードックさん、まずはどういう立ち上がりになりそうでしょう？》
レヴィン《そうですね…イナズマジャパン、リトルギガント、共に2トップ。バランスのいいフォーメーションをとっています。
両チームの監督とも、まずは試合の流れを見つつ、状況に合わせて、FWかディフェンスを熱くしていく構えのようです。》
マクスター《なるほど。決勝は何が起きるか、分かりませんからね！
さぁ、歴史に残る一戦。第1回FFI決勝戦、間もなくキックオフです！》
ﾋﾟﾋﾟｰｯ!
豪炎寺｢行くぞ！｣
染岡｢おう！｣
マクスター《ジャパンボールで、試合開始！
染岡が上がっていく！》
染岡｢なっ、なに！？｣
マクスター《ゴーシュ、ボールを奪った！》
レヴィン《凄まじいスピードでした。》
風丸｢なんて、速さだ！｣
A｢けど、ついていけないスピードじゃない！｣
鬼道｢思い出せ！オルフェウスとの特訓を！そこだ！｣
マクスター《鬼道のインターセプトだ！》
円堂｢やったぜ、鬼道！｣
A｢豪炎寺、染岡！上がって！有人！｣
鬼道｢A！｣
A｢豪炎寺！｣
マクスター《前線の豪炎寺にセンタリング！最初のシュートチャンスは、ジャパンだ！》
豪炎寺｢真爆熱スクリュー！｣
円堂｢行っけー！｣
ロココ｢ゴッドハンドX！｣
円堂｢ゴッドハンドX…？｣
マクスター《止めたー！ロココ、豪炎寺の必殺シュートを難なくキャッチ！》
レヴィン《驚きました。リトルギガントがこの大会で、初めて必殺技を使いましたね。》
円堂｢それがお前のゴッドハンドなんだな？ロココ！｣
ロココ｢えいっ！｣
ロココは、ボールを蹴った。
A･鬼｢えっ！？｣
ボールは、私達の横を通り過ぎて、一直線に円堂に向かっていく。
円堂｢うおっ！｣
鬼道｢ゴールからダイレクトだと…？｣
A｢なんて、キック力なの…！｣
円堂｢これは…ロココからの挑戦状だ！攻めろ、みんな！｣
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作者名：苺の花 | 作成日時：2019年5月10日 12時
