第265話 ページ20
A「勝ったよ…(人1)兄…」
私は、空を見上げた。
円堂「飛鷹、A!やったな!」
A・飛「うん!/はい!」
ロニージョ「ボーイ…いや、円堂。おめでとう。
君達イナズマジャパンこそ、決勝に行くのに相応しいチームだ。」
円堂「ありがとう!」
ロニージョ「いや、礼を言うのはこちらの方だ。
準決勝の相手が君達で、よかった。」
円堂「へへっ!」
ロニージョ「土方!お前の言葉、ここに響いた。」
土方「そうか。」
ロニージョ「この先、どんな苦しいことが起きても、俺は俺のサッカーを貫き通す。その決意が出来たよ。」
土方「今度、サンバ教えてくれよな。弟達に教えてやりてえんだ。」
ロニージョ「あぁ、もちろんさ!」
ベンチに戻り、秋ちゃんを見る。
秋「手術、成功したそうよ。」
円堂「本当か!?やったー!」
秋「ただ…かなり長い時間の手術だったから、体力の消耗も激しかったみたいで。
目が覚めるまでは、安心出来ないって。」
飛鷹「響木さん…」
久遠「A。今、イタリアから連絡が入った。」
A「え…?」
私は、すぐにイタリアに向かった。
A「ハァ…ハァ…(人1)兄!」
ガラッ!
ドアを開けると、(人1)兄がベッドに横たわっていた。
(人1)「ん?A!来てくれたのか?」
(人1)兄は私に気付くと、ニカッと笑った。
A「(人1)兄…!」
私は涙を流して、(人1)兄に抱きついた。
(人1)「A…兄ちゃん、またサッカー出来るんだ…サッカー出来るんだ!」
(人1)兄は、涙を目に溜めながらニカッと笑って、私を優しく抱きしめてくれた。
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作者名:苺の花 | 作成日時:2019年5月10日 12時