４２６話 蘇る記憶 ページ26
.
---------------------------------------------------------
エ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はあ・・・・はァ・・・・
バ) おい、エスカバ。大丈夫か…？
……収まったか？
エ) あぁ・・・・・・。頭痛は、もう…
母) 『エスカ……本当に大丈夫…？この間も、こんな事…』
エ) 違うんだ………この頭痛は…
具合が悪いからとか、そういうモンじゃねえ…
母) 『え……？』
エ) ………ミストレが、俺に。何かを伝えようとしてるんだよ。
原理は何もわからねえけど。そうとしか言えねえんだ
……アイツが、何かを訴えてるんだ
こんな記憶、こんな言葉を。こんなタイミングで思い出すなんて
どう考えたって・・・・・・・・・・・・
エスカバが苦痛と困惑の表情を浮かべながらよろよろと立つと
口と閉じていたカノンが、喋り始めた
カ)『・・・・・・・・・・エスカバ。
君のその頭痛、オレは今初めて遭遇したけれど
前にもあったの？』
エ) あ・・・？
あぁ…前にも１回。似たような痛みだ。
頭痛が起きてる間は、何故かミストレとの過去の記憶が蘇ってくる
カ) 『・・・・・・・』
カノンは少し考えると
何かの画面を見つめながら、苦々しい表情を浮かべた
カ) 『…君が頭痛に苦しんでいる間。君の波長を見ていたんだ。
俺が偽基山を見た時同様の物だよ。
…先ほどの君に。不思議な物が数値として見えていて。』
エ) ………なんだよ、俺に、何が見えてたって言うんだ……？
カ) 『…………今の君に、リアルタイムで「干渉しようとした形跡」があるんだよ。
それは、「ミストレーネ・カルス」の波長と瓜二つだ。
……つまり今現在、このタイミングで、
≪ミストレは君に何かのアクションを起こした≫
という結果が出ている』
エ) ・・・・・・は・・・？
そんなのありえねえだろ・・・？
だってミストレは、もう
カ) 『ごめん。それはオレも全くわからない
そもそもミストレが死んだのは全員の共通認識だ。
なんならこの場にいるオレ以外の３人は、彼の死に対面している
それは間違いない。間違いない事項なんだ
それでも、データは「彼の存在」を示している………』
４２７話 間違えるはずのない波長→←４２５話 『〇〇との記憶』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kibu(プロフ) - 痛すぎて笑える子さん» 見て頂きありがとうございます！表紙もお褒め頂き嬉しいです。主目線で白竜はとことん美しい人だといいな〜と思って居ます。引き続きどうぞよろしくお願い致します！ (2023年1月23日 0時) (
レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
痛すぎて笑える子(プロフ) - 更新と続編ありがとうございます!!最後までお供します!!新しい表紙も素敵です。白竜はこんなにも美しい人だった (2023年1月22日 23時) (レス) id: 12f7a4a974 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kibu | 作成日時：2023年1月22日 21時
