４２５話 『〇〇との記憶』 ページ25
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エ) …………いや…。今、また
頭痛が……
バ) …大丈夫か？この間言っていたやつだろう
エ) あぁ………ただ……。これは…………
………ッく
前と同様、酷い激痛が脳を走る
ただし前回の突発的なものではなく、
予想していた物だからか、いくらか痛みもマシだった
でも今回で気づいた
・・・これはただの頭痛なんかじゃない
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エ) 『おいミストレ、お前、最近どうしたんだ？
前は過去に定期的に飛んでると思ったら、今度は130年後の未来って？
…過去飛びはまだしも、未来飛びはあんま推奨されてねーの、お前は知ってるだろ』
ミ) 『おや？そもそも何で君がそれを知っているんだい？
俺は一言も未来に飛んだ話はしてないはずだけど』
エ) 『お前が日に日に深刻そうな顔になってくのがいけねーんだろうが。
調べさせてもらっただけだよ
…そもそも、あと数日で彼女がいる時代に俺達３人で飛ぶだろ、
普通喜ぶ所じゃねェの？』
ミ) 『…ふっはは、君はそういう…。
人の表情には本当に敏感で、すぐ察する事が出来るよね。』
エ) 『ア？なんだそれ、嫌味かなんかかよ』
ミ) 『いいや、純粋に褒めているんだよ。俺はそういうのに乏しくてね』
ミ)『エスカバ…………俺はさ、もう結構疲れちゃったんだよね』
エ)『疲れた？らしくねえな。
……大丈夫か？話なら聞けるぞ？』
ミ) 『そうだねえ。話せたら、いっそ楽になれてしまうのにね
駄目なんだ、「そういう約束」をしてしまったから』
エ) 『………？？なんだ…？お前の言ってる意味、よくわからねえけど…』
ミ) 『エスカバ、少し真面目な話をするよ。
今の君には、全く意味のない言葉かもしれない
でもこの言葉は、将来、いつかの時代の君に、大いに役立つはずだから』
『…
「ゲームの中のミストレーネ・カルスは、
今その事件に対面している君達にとって、有益な情報を遺している。
それは、君。エスカ・バメルなら、必ず見つけられると信じている
【一言一句、俺の遺した言葉を、行動を、記憶を、全て思い出すんだ】
それは君にしか出来ない」』
エ) 『……………は？？じ、事件？何の事かさっぱりわかんねえけど』
ミ) 『…そうだね。分からないと思う。でも
大事な時に思い出すよ。
…俺の言葉は。必ずね』
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kibu(プロフ) - 痛すぎて笑える子さん» 見て頂きありがとうございます！表紙もお褒め頂き嬉しいです。主目線で白竜はとことん美しい人だといいな〜と思って居ます。引き続きどうぞよろしくお願い致します！ (2023年1月23日 0時) (
レス) id: d2301c5d12 (このIDを非表示/違反報告)
痛すぎて笑える子(プロフ) - 更新と続編ありがとうございます!!最後までお供します!!新しい表紙も素敵です。白竜はこんなにも美しい人だった (2023年1月22日 23時) (レス) id: 12f7a4a974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kibu | 作成日時：2023年1月22日 21時
