現実を見ようぜお嬢さん達よォ…【黒子のバスケ】【女主】 (ページ16)

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No.15 『すんません!!遅れました!!』ページ16

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始業式後の放課後…。

『すんません!!遅れました!!』

ヘラっとしながら、謝る。いつもの皆なら「オマエ、副部長だろーw」「しっかりしなよw」とからかわれ、主将に「Aちゃぁん?」と言われながら拳骨を食らう。

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＿＿＿＿＿でも、今日は違った。

「あ、…。A…。」

「ﾋｸｯ……ﾋｸｯ」

『え、ちょっごめん!!』←

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体育館に入ると、空気が重くて暗く、中には泣いている人もいれば絶望している人もいて思わず罪悪感がでて誤ってしまった。

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コーチ「栗原…。実は_______。」

『え_______?』

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「大塚が死んだ。」

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『冗談…ですよね…?』

コーチ「…。」

意味がわからなかった。

あの、大塚先輩が…死んだってことが。

『悪い…冗談…は、やめてくだ、さい。』

どーせ私への意地悪なドッキリだろう?もう9月だよ…?エープリルフールじゃないよ?

そう思って、返事をするが、声が震えてうまく話せない。

『ドッキリ…でしょ?ほら、もう騙されたから出てきてくださいって…。』

認めるか

コーチ「A…。」

認めるか

コーチ「大塚は…。」

認めるものか…!!

コーチ「自、殺したんだ…。」

『認めるわけねぇ!!』

コーチ「お前が、大塚を敬愛していたことは知っている。だが、現実を見ろ。しばらく、オマエにはバレーを休ませる。」

『～ｯくそ!!』

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家に帰って部屋に籠る。

『…ﾋｸｯ…ｸﾞｽｯ……ﾋｸｯﾂ』

涙が止まらない。

あの元気で頼れる先輩がもういない。

私が頑張って身を削ってでも上げて、ボールを撃って欲しいあの力強い大好きなスパイクはもう見ぬことが出来ない。

私は、先輩のスパイクを見るために入って、支えるために入った。今の私はなんの為に身を削ってまでボールをあげるんだろう…。

先輩も亡くし、部活の意味も無くした。

もう、

バレーをやめよう…。

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