参拾壱ノ型 ページ33
煉「……ッーー」
私から放たれる威圧感に
柱達は少しひるんだ
貴「……そうね、どう説明しても意味ないらしいから……これだけ言っておくわ、、私は鬼よりも醜くて愚かな者を知っているの……ただ それだけ…」
不「…鬼より、醜くて愚かな者だと？ それは自分の事を言ってんのかァ？ ……鬼殺達の恥さらしが！」
私の言葉に納得いかない不死川さんが怒鳴る
そして私を罵るのだ
ーーーこれじゃ、どう説明しても無駄ーーー
また険悪な空気に戻る
説明、、よりも確かなもの……
沈黙状態になってしばらく、、私は 小さく溜息を吐くと 昔話を始めた
貴「……私がまだ、5歳くらいでまだ鬼という存在を知らなかった頃……父さんに街へ連れて行って貰ったの、、」
私の言葉に みんなが黙る
黙って、聞いてくれた
貴「……まだ、5歳で 父さんに傍を離れるなって言われていたけど……つい、好奇心で離れて歩き回った……そして たどり着いた所は 薄気味悪いボロボロな神社で、、ようやく自分が迷った事に気付いた………辺りも薄暗く 陽が暮れていた、、」
貴「怖くなった……何度も父さんを呼んだ……でも、父さんは来ることなく 私は一人で泣いていた………そしたらね、その壊れた神社からたくさんの女子を連れた男の集団が出てきたの………そして 私を見つけて不敵に笑ってこう言った…『こいつも、売れそうだな』ってね、、5歳ながら分かったわ、その男達が娘をさらって来て人身売買をしている事……」
しのぶさんや蜜璃さんが 息を飲むのが分かった……杏寿郎さんと義勇は 眉間にしわを寄せていた
私は少し微笑むと 話を続ける
貴「…あぁ、私も売られるんだって絶望だった……目の前の奴らしか人はいない、、それってもうただの絶望しかない……」
私がそう告げた後 もう聞くのも面倒くさいのか、、不死川さんと伊黒さんが 不機嫌そうに言った
不「……それが、鬼と何の関係があるんだァ？」
伊「……同情してほしいのなら…無駄話だな」
そうだよね、、鬼に何の関係があるのか分からないよね………
ここまでの話ならば、、
貴「……私はその時 助けてもらったんですよ、、鬼の男に」
不「……何ィ？」
貴「……�狄有瓩暴韻錣譴修Δ砲覆辰浸笋髻牒犁喚瓩�救ってくれた……助けてくれたんですよ、私を」
今度は ちゃんと聞こえるように
ゆっくりと告げる
何故、鬼を庇うのか
今、私がここにいるのは その鬼のおかげだったからだから……
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みお(プロフ) - 鱗滝さんの字が違ってますよ！ (2019年10月4日 2時) (
レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あいうえおさん、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなりすいません(T ^ T) (2019年9月14日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「鱗滝」ですよ。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あやさん、コメントありがとうございます！更新が遅くなるかも知れませんがこれからも宜しくお願いします！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 757b33d380 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ最高に面白いです！！！応援してます！！！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナビカリ | 作成日時：2019年4月24日 0時
