肆拾壱ノ型 ページ43
ガタンッゴトン……と汽車が揺れる
身体も揺れる
心も揺れる
そのまま夢の世界へと……堕ちてゆく
……幸せの後はいつも後悔ばかりだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
幸せな夢って何？
ーーーーーーーーー
貴「……何で？」
死んだんじゃ無かったの？
母さん、、父さん
それに炭治郎と禰豆子……錆兎に真菰に義勇がいて……
笑いあっている
母「…A？どうしたの？」
貴「…ッ……母さん？」
母が優しい微笑みを向けてくれる
お姉ちゃんと駆け寄ってくる弟妹、、
私の周りで雑談して笑いあっている三人
どうして？…さっきまで汽車の中にいたでしょう？？
これが……夢？
それとも……汽車に乗っていた今までのことが夢？
頭が混乱した
幸せな風景だった
けれど、それは私にとっての過去だった
幸せはいつも何かを背負っている
後悔……絶望……悲劇……全てを背負い 幸せと感じられる
�爐海海廊畊�せそのものだった
ずっといたいと思った………なのに、
父「……もう、分かっているのだろう？」
母「A……行ってらっしゃい」
いつも私の背中を押してくれる
大好きな人
貴「…私っ、、私ね……これがたとえ夢だとしても、、これが幸せならっ‼‼」
ここにいたいのよっ！
錆「それでもお前は 進まなければならない」
真「それが背負うべき今の幸せ………守り抜いて、今 Aが助けたい全てを」
それでも、貴方達はここにいる事は許さない………私自信を見つめてくれた
母「……A、炭治郎まで失ってしまうわ……」
母さんが悲しそうに呟いた
貴「……そうよね、また失ってしまうわ………皆、、行ってきます！…だからっ……ずっとここにいてねっ！」
私は泣きながら笑って見せた
幸せに生きる彼らに 悲しい顔は見せたく無かった
これが私の罪で……私の背負うべきもの
いつの間にか隊服になっていた私は、、刀を抜き取った
父「……行っておいで、、」
貴「…はい……行ってきます！」
私は首にあてると、一気に首を斬った
『どうか……どうか、、Aが私でいられますように』
また、私の声が聞こえた気がした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
貴「……はっ！…ゆ、め？」
私は辺りを見回した
そこはさっきまでいた暖かな場所ではなく
ーー鬼が暴れる汽車の中だった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 872人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みお(プロフ) - 鱗滝さんの字が違ってますよ！ (2019年10月4日 2時) (
レス) id: e5923a196b (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あいうえおさん、ご指摘ありがとうございます！返信遅くなりすいません(T ^ T) (2019年9月14日 0時) (レス) id: b6281ca595 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「鱗滝」ですよ。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
イナビカリ(プロフ) - あやさん、コメントありがとうございます！更新が遅くなるかも知れませんがこれからも宜しくお願いします！ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 757b33d380 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - めっちゃ最高に面白いです！！！応援してます！！！ (2019年7月21日 18時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イナビカリ | 作成日時：2019年4月24日 0時
