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第一話 ページ3

京都 新選組屯所

貴「おい。」

隊「なっ、何だお前は。」

貴「近藤勇っつー奴に呼ばれた者だ、通してくんねぇか?」

隊「お……お前の様な奴を屯所に通すわけ……ひぃっ!!?」

ガンッ

貴「ほぉ…お前さんよ、いい度胸してんじゃねぇか、指の一本でもいっとくか?」

隊「ガチガチガチガチガチ……。」

貴「クハハハハハ!!!おっもしれーなぁ!新選組は!」

屯所の門の前で一人の少女が隊士をからかっていた

隊「どっ、どうぞ。」

貴「ありがとよ。」

ガシガシ

Aは隊士の頭をガシガシと撫でると、屯所の中へと消えていった

隊「こ……怖ぇ……。」ブルブル…

ーーー…

貴「おい。」

沖「え、何君。」

Aはズカズカと境内を進むと、偶然見つけた沖田に話しかけた

貴「近藤勇っつー奴は何処だ?」

沖「は?何なの君?いきなり来た怪しい奴に教えるわけないじゃん、てか何者なのさ。」

貴「京都の万屋…通称•何でも屋をやってる者だ、近藤勇から呼ばれて来たんだが。」

沖「……ふーん、何か信じらんないな。」

貴「殺るか?ん?」イライラ

沖「喧嘩っ早いなぁ……いきなり来て何なのさ、本当は侵入者か何かじゃないの?」

貴「…お前バカだな。」

沖「は?」

貴「大体侵入者だったら、堂々と境内を歩くかアホ。そんな事すらわかんねぇのかよ。」

沖「イラァ……。」ピキピキ

貴「わかったんなら、さっさと言え。」

Aはその言葉と同時に、スッと上半身を曲げた

シュッ

その上半身の上を刀が通る

貴「あぶねーな。」

沖「言いたい事はそれだけ?」

沖田はイライラした表情で刀を構えた

貴「おー怖いねぇ〜、いきなり挨拶だな。」ククッ

Aは不気味に笑うと、シュッとその場から掻き消えた

沖「!!?」

ピタッ

貴「このまま殺られたくなかったら、さっさっと近藤勇の居場所を吐く事だな。」

いつの間にか沖田の後ろに移動していたAは、沖田の首にクナイを突きつけていた

沖「くっ……何が目的だ……。」

貴「ハッ、もう分かるだろ?」

ザッザッ……

近「おぉ、万屋殿じゃないか!もう着いていたのか!」

沖「(近藤さん……!!?)」

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卯月 カノ - 読んで、とても面白かったです。お疲れ様でした (2017年9月24日 22時) (レス) id: 723f3c21dc (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 凄く楽しみですよ〜♪ (2015年4月17日 1時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - えっ嘘。そんな (2015年4月16日 22時) (レス) id: 07ee327593 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - また、いつの日にか会えると信じてます。 (2015年2月28日 22時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
因幡兎@千花羅師匠の弟子なのですよ〜(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こちらこそありがとうございました!またお会いしましょう! (2015年2月28日 21時) (レス) id: 84ad100c84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:因幡兎@千花羅師匠の弟子なのですよ〜 | 作者ホームページ:   
作成日時:2014年9月22日 22時

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