妹です１８ ページ21
貴「……………寒くないんですか？」
わたしと会話するために上半身を水の上に出してくれたものの、下半身は未だ水に浸かったままの状態である彼に思ったことを口にする。
奏汰「つめたくて『きもちいい』ですよ〜」
幸せそうに笑う
貴「それなら良いです」
つられて微笑む
奏汰「いもうとさんは、どうして『かお』をかくしているんですか？」
今度は質問された
貴｢あはは……ちょっと、色々あって……わたしがここにいるってことがバレたくない人がいるんですよ…｣
苦笑いで返したものの、深海さまは気にしていないようだ。
この少しの間に深海さまとはそれなりに打ち解けられたと思う
彼の柔らかな雰囲気は、人を引きつける魅力に溢れていると思った。
貴｢あっ、そうだ、深海さま、1学年の教室はどちらにあるか御存知でしょうか？｣
夢ノ咲学院の校内について詳しく書かれたものは無い。
アマチュアとはいえアイドルの卵たちが通う学校だ。万一のことが起こらないための防犯だろう。
その為 在学生である深海さまに聞くのが1番の最善策だと思ったが、如何にせん、深海さまだ。
奏汰｢さあ〜、どうでしょう〜？ぼくもくわしくしっているわけではないので、『あいまい』です〜｣
貴｢そうですか…｣
奏汰｢この『がくいん』についてしりたいなら、『れい』にきくといいですよ｣
貴｢れい？｣
奏汰｢きょうも『けいおんぶ』でねているとおもいますよ〜｣
わたし今サボり魔仲間を紹介されてるんですか？
じゃないじゃない、今唯一の希望がその『れい』っていう人ならば、会いに行く他無いだろう。
貴｢あの、その部室は何処にあるか分かりますか？！｣
凄い剣幕で聞いてしまった
奏汰｢はい、あっちです〜｣
そんなわたしを気にもとめず、深海さまは教えてくれた
その名の通り、水のような方だと思った
深海さまが指を指したのは日当たりの悪そうな部屋
一瞬怖気付いてしまったが、そんな自分を奮い立たせる
貴｢深海さま、ありがとうございました！｣
奏汰｢ふふふ、いいえ〜。がんばってください〜｣
深海さまはいい人だなと思いながら、異様な雰囲気を醸し出すあの部屋へ歩みを進めた
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小春日和(プロフ) - 伏見弓弦の小説少ないからほんと神です！ありがとうございます。これからも頑張ってください (2018年1月28日 8時) (
レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます^^*桃乃ちゃん！わたしの思い描く坊ちゃまの妹像をそのまま持ってきてしまったのですが、いい子って言ってもらえてすごく嬉しいです！^^*ありがとうございます！更新頑張りますね！これからもよろしくお願いします！^^* (2017年12月28日 16時) (レス) id: 2e1edaa059 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - まことさん» コメントありがとうございます！読んでいただけてわたしも嬉しいです！^^*応援ありがとうございます！期待に応えられるよう頑張りますね！これからもどうか読んで頂けると嬉しいです！^^* (2017年12月28日 16時) (レス) id: 2e1edaa059 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - アッシュさん» コメントありがとうございます！！とても励みになります！ありがとうございます！！^^*更新が遅くて本当に申し訳ないのですが、頑張ります！！これからもこの作品を楽しんで頂けると嬉しいです！ (2017年12月28日 16時) (レス) id: 2e1edaa059 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 桃乃ちゃん……!!めっちゃいい子！更新いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2017年11月23日 21時) (レス) id: 6c0f05bafb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱 | 作成日時：2017年9月18日 11時
