人間洗浄機９

日常310　マネージャー開始 ページ4

午後３時

「遅くなってすみません。」

「あ！A、お疲れ。」
「おや、早かったですねぇ。」
「お疲れさん。」

大学を終えた少女。やってきましたシブヤ！
少女が事務所に入るとFring Posseの３人は既に揃っていた。

「それで、私の役割は…。」

さて、ここで役割分担を説明しよう。

Fring Posseの３人は取りあえず、乱数が作ったチラシを配りにシブヤの街に出る。
実際にメンバーが配った方が人が集まりやすいからだ。

その間に少女は事務所でSNSでFring Posseのアカウントを立ち上げて、ネット上で宣伝をする。
アイコンは乱数がすでに作ってくれていた。
これからマネージャー始動のアカウントが動き出すのだ。
乱数達の写真もアップすることで、信憑性を上げるために乱数のスペアのスマホで乱数達の写真を多く撮影する。

機械系はあまり得意ではない少女だが、出来るだろうか…不安だ。

「じゃ！そういうことでよろしく！あ、夕ご飯は４人で食べよ！」

「了解した！行ってらっしゃい！」

乱数達を見送ると、少女は乱数のスマホとパソコンを立ち上げて、ネット上で宣伝を開始した。

『Fring Posse ＠Fring Posse
皆注目！
10月31日、ハロウィンにFring Posseがライブをやっちゃうよ！
ハロウィンは皆仮装してライブハウスMAHOUJINに集合！』

と、取りあえず青い鳥のアプリに投稿して、その他にも色々上げていく。
乱数のアカウントでリツイートをしたり、意外とやることが多い。
ようやく１つ目のアプリでの仕事を終えた少女は、イン〇タに移る。

『Fring Posseハロウィンライブ！
10月31日 ライブハウスMAHOUJINでFring Posseがライブしちゃうよ！
空いてるおねーさんは仮装して集合！』

と、ストーリー機能と投稿を用いて宣伝した。
文章と一緒に楽しそうにしている３人の写真と、乱数達が配っているチラシの画像を載せる。
すると、すぐに拡散されていいねが増えていく。

＿ふふふ、猫かぶり乱数の口調楽しい。

意外とストーリー機能のレイアウトにこだわった少女が投稿を終えると、
時刻は午後５時。

「たっだいま〜！」
「腹減ったぜ…。」
「確かに、少々疲れましたね。」

丁度Posseの３人が帰ってきた。

「おっかえり〜！私もお仕事終わったよ〜ん！」

少女はハイテンションで３人を迎え入れた。

「おや、Aさん乱数の口調を真似てますねぇ。」

「何か…文字打ってたら楽しくなっちゃって。」

「も〜。メッだよ！」

「…うっす。」

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