桐皇学園にやってきた転校生〜番外編〜学園祭へようこそ

試作品は甘〜い ページ9

青峰｢馬鹿！落ち着けって..水戸部てめぇそんな固いパイナップル当たったら流血すんぞ！わかった！手伝うから！おい！良！水戸部からパイナップル取上げろ！｣

寧々｢最初から素直に手伝ってればいいのよ！｣

桜井｢わぁこのパイナップル新鮮だね！｣

寧々｢わかる〜♪桜井君はお目が高い！このパイナップルは私の大好きな先輩のいるチームのメンバーの八百屋さんで販売されてるパイナップルなのよ！｣

A｢それって秀徳高校の？｣

寧々｢学園祭で使う食材は全部そこで注文してあるのよ！当日はチームのみんなで荷物届けに来てくれるし、そのあとさりげなく誘って校内を案内して..うふふ！一石二鳥♪｣

青峰｢下心まる見えなんだよ..｣

A｢秀徳さんが来るのは確実ね｣

青峰｢何が確実ねだよ..おい..緑間達も来るのかよ..｣

寧々｢当然！だから大好きなおしるこもメニューに入ってるわよ！｣

青峰｢ちげぇよ！緑間がおしるこ好きとかそういう事じゃねぇんだよ！｣

桜井｢コスプレを..｣

A｢あぁ〜！｣

青峰｢あぁ〜じゃねぇんだよ！冗談じゃねぇ！｣

寧々｢青峰君〜どこに行くの〜？｣

寧々は足で教室のドアを押さえてパイナップルを構えている

青峰｢水戸部..てめぇ｣

A｢諦めなさいよ(笑)どうせ寧々のお兄さんも来るのよ！つまりは誠凛も来るのは確実！｣

青峰｢誠凛..死んだ方が..マシだ｣

A｢大袈裟ねぇ(笑)さてと青峰君はほっといて桜井君、早速試作品作ろ｣

桜井｢うん！じゃあAさんこれお願い出来る？｣

A｢何？この白い粉｣

桜井｢白玉粉だよ！水戸部さんの好きな彼も食べるかもしれない大切なメニューだよ！抹茶パフェにも使いまわし出来るから！｣

寧々｢桜井君ありがとう〜やっぱり桜井君て優しいなぁ！｣

青峰｢こんな時期におしるこ飲む野郎なんて緑間くらいだよ馬鹿｣

私は青峰君の頭をぺチンと叩く

青峰｢痛てぇな！ばか！｣

A｢優しく無いとモテないわよ！ねっ！桜井君(笑顔)｣

青峰｢いいんだよ俺はお前がいれば｣

A｢はあっ！？｣

私は顔を近づけてきた青峰君にビックリして後ろに後ずさる

桜井｢あっAさん！｣

ガランガラン！

ボールが床に落ちる

ボールに入っていた白玉粉が部屋中に舞い上がる

A｢ケホッ..｣

青峰｢なんだよこれは..グェホ！｣

私達は顔を見合せる

桜井｢真っ白..｣

A｢ふっ..アハハ！桜井君真っ白！キャ〜ハッ！｣

寧々｢青峰君パンダみたい(笑)｣

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