桐皇学園にやってきた転校生〜番外編〜学園祭へようこそ

バァカ ページ45

A＝花宮
花宮＝A

その時Aの携帯電話が鳴った

花宮｢青峰君だ!!もしもし!!青峰君!!｣

青峰『あん？お前誰だよ…Aは？』

花宮｢何言ってるの私よ!!｣

A｢バァカ!!今は俺の声だろ｣
花宮｢あ…｣

青峰『おい？どした？A？』

花宮｢どうしよう…｣

A｢ちょっと貸せ…｣
花宮はAの携帯に出る

A｢もしもし…ごめんなさい。何か用事？｣

青峰『あ？なんか用事じゃねぇよ(怒)お前、お好み焼き屋で待ってろっつたろ？何時まで待たせんだよ!!』

A｢あ〜“ずっと待ってろバァカ”｣

青峰『あ？なんか言ったか？』

A｢ううん何でもない!!出来るだけ早く行くから待っててね｣

青峰『早く来いよ？』

A｢はーい｣
花宮は電話を切る

花宮｢出来るだけ早く行くじゃないでしょ!!どーするのよ!!｣

A｢とりあえず、オレはお前を演じる。だからお前はオレを演じろ｣

花宮｢絶対無理…うん…死のう!!｣

A｢まーて待て待て!!お前の体は俺の体なんだぞ!!勝手に死ぬなバァカ!!｣

花宮｢じゃあどうするの｣

A｢とりあえず…お好み焼き屋行くか…腹減ったからな｣

花宮｢そんな…｣

A｢お前も…来るか？帰りは俺が俺の家まで送るから。な？｣

花宮｢うん…｣

お好み焼き屋に向かうまでに花宮はAにこれからの生活についてレクチャーする

元に戻るまでお互いを演じる事
分からない事はメールで細かく連絡する事
余計な事は喋らない事
お互いの裸は見ない事
花宮は今吉を、Aは原に充分注意する事
そして、学校以外は出来る限り側に居る事

A｢帰ったら色々と元に戻す方法調べるが…それまでは上記を守って生活する。いいな？｣

花宮｢あんたはバァカ厳禁ね！あとゲスな行動も!!｣

A｢ああ。｣

花宮｢じゃあ、とりあえずは…お好み焼き屋が第一関門ね｣

A｢なんで青峰なんかとお好み焼き食わなきゃいけねぇんだよ…｣

花宮｢ねぇ…｣

Aは花宮の腕を掴む

A｢ああ？なんだよ。触ると眉毛が伝染る…｣

Aは泣きそうな顔で俯く

花宮｢怖い…｣

A｢お前、俺の顔と声で何てセリフ言ってんだ｣

そう言うと花宮は背伸びしてAの首元に腕を伸ばし組んで引き寄せる

A｢俺…イケメンだな｣

花宮｢バァカ!!｣

A｢フハッ！様になってきたじゃねぇか…早いとこ何とか対策する。それまで頑張ってくれよな｣

花宮｢嫌だ〜!!｣

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