桐皇学園にやってきた転校生〜番外編〜学園祭へようこそ

わたあめ製造機 ページ5

今吉｢ちょっと重たいから出諏はこっちの割り箸とザラメ持ってくれたらええ｣

私は横の箱を運ぶ

部室の前に来ると若松先輩が走って来る

若松｢よっしゃぁぁぁ！早速届いたんですね！！｣

今吉｢よっしゃ！やあらへん。誰がこんな本格的な物頼め言うたんや｣

諏佐｢まぁいいだろ。出諏もあんなに喜んでるし｣

若松｢んで！！...誰が作るの？｣

｢...｣

｢...｣

今吉｢よし..出諏。女の意地見せてみいや｣

A｢えっ..｣

桜井｢だっ、大丈夫だよ！電源入れてザラメ入れて..クルクルしたら出来るハズ！｣

私達はを電源入れる

ゴクン...

A｢やっぱり桃井さんが来るまで待ちませんか｣

若松｢いや、桃井は期待出来ない。出諏、お前に任せる｣

今吉｢初めてやし、多少不細工でもええよ。今から練習すれば学園祭には間に合うやろ｣

若松｢じゃ、ザラメ入れるぞ！｣

ザーッ！！！

桜井｢若松先輩！？ザラメ入れるの多過ぎです！！｣

バチバチッ！！バチッ！！

音を立ててザラメが跳ねて飛び散る

今吉｢うわっ！なっ、なんやぁ〜痛ッ！！痛..！！｣

諏佐｢何やってんだよ若松(怒)馬鹿！痛ッ！！｣

今吉先輩と諏佐先輩がザラメの襲撃にあっている

A｢いやぁぁぁぁ〜！！！なっ、..なんか..煙り出てきたぁぁぁ！！！｣

桜井｢Aさん！煙りじゃ無いですよ！！それが、わたあめ！それをクルクルって..｣

若松｢そっ、そうだ出諏！！クルクルってやれ！！｣

A｢そんな..やれって言ったってぇ(泣)すっ、凄い速さで機械が回ってて..｣

私は割り箸をブンブン振り回す

今吉｢あかん！！出諏！！巻けてへんて！全く巻けてへんて！！｣

機械の中でわたあめがどんどん大きな渦を巻いて迫ってくる

A｢...へっ..どう..しよう｣

諏佐｢電源切れ！！｣

若松｢アハハ..もう遅い..かも(苦笑)｣

A｢キャー！！！｣

今吉｢あ〜ぁ..ご愁傷様..｣

桜井｢ええぇぇぇぇ！！！今吉先輩がそれ言っちゃう！？｣

甘〜い→←実行委員会

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す