愛の演劇 ページ19
私は台本を開いてセリフを読んでみる
A「私は二人の事が大好きなの..だったら勝負して..勝った方が私の恋人..」
私は頭を抱える
A「こんな見たくない大人の裏事情みたいな演劇..」
演劇部「君が代役の子?」
A「はい..出諏です」
演劇部「俺は須藤だ。演劇部の部長だ。ごめんな!俺が足をケガしたりしなかったら..」
A「え..男の人..私の役って女の子ですよね?」
須藤「あぁ(笑)詳しく今吉から聞いてないのか?..けど相手が女の子は絶対嫌だって言って聞かなくて、仕方ないから俺が女の子役やることになったのに..代役の子が女の子って(苦笑)」
A「そうなんですか!?えっ、私は男と変わらないって事?結構傷つくんですけど(泣)けど目をキラキラさせてる子供達にこんな昼ドラみたいな演劇本当に見せるんですか?」
須藤「当然!今更変更は却下!さて着替えてもらおうか!..セリフ覚えた?」
A「まだです..」
須藤「セリフはほとんどアドリブでいけるよ。けど何で君なんだろう。本当にアレ出来るのかな」
A「アレ?」
須藤「とりあえず着替えよっか!」
A「はい..」
私は控室に入る
白いふわふわしたドレスがある
A「可愛い〜!」
須藤「違う違う!君のはこっち!」
A「えっ..こっ、これ!?」
須藤「可愛いだろ!」
A「..」
私は着替えて鏡の前に立つ
A「ウサギ..」
須藤「おっ!すげぇ似合ってるよ。ピョンコは森のヒロインなんだよ!白雪姫の王子様役を巡ってキツネとタヌキが戦うんだ」
A「ピョンコ..キツネとタヌキ..」
須藤「けど今の子供達はちょっとした対決じゃ納得しないんだよ。リアルな対決を子供達に披露すんのが今吉と諏佐なんだよ」
A「最後のページ白紙ですけど..」
須藤「どっちが勝つかは俺も知らない」
A「はっ!?」
須藤「これは大人も楽しめる演劇なんだよ!なっ!斬新だろ!」
A「斬新というか無責任です。結末のない演劇なんて..」
須藤「おっ!そろそろ本番だ..頼むよピョンコ!」
A「えぇ!?えっと最初のセリフは..キツネ"僕が君の王子様役だ!僕は君が大好きなんだから"か..キツネは..今吉先輩かな(笑)じゃあ諏佐先輩はタヌキ(笑)」
子供達「わあぁい!始まった♪」
体育館は暗くなり幕が開く
須藤「ここは森の幼稚園。元気な動物達が楽しく遊んでいます」
タラッタラ〜♪ラララ〜♪
陽気な音楽が流れる
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よるきちん - 投票見るたび変動してるな!どうするんだ?まあ、楽しみにしてるわ! (2014年5月1日 16時) (レス) id: 5a7e402009 (このIDを非表示/違反報告)
黒子の嫁☆★ - 更新楽しみにしてます♪投票結果のキャラが学園祭に出るなんて!どうやって登場するのか楽しみにしてます! (2014年4月17日 15時) (レス) id: 5a7e402009 (このIDを非表示/違反報告)
セト&黄瀬LOVE★ - 面白いです^∀^青峰がメイド服…ww想像しただけで吐き気がしますね^∀^ww更新頑張って下さい!! (2014年4月2日 1時) (レス) id: 6d86348080 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルデナリン | 作成日時:2014年2月12日 1時