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Aside
ベッドに座り、応急処置セットから消毒液やら絆創膏やらを取り出す。
顔とか腕とかの擦り傷は絆創膏で済みそうだけど、足の傷はかなり深く切られたから絆創膏じゃなくて包帯で処置しなきゃいけない。
水着でゲームに参加したからお腹とかにも傷がついていた。
普通の服で参加したらまだ怪我少なかったかなぁなんて思いながらお腹に絆創膏を貼る。
顔に絆創膏を貼ろうとするけど鏡なんてないから痛い場所はわかるけど何処に貼ればいいか分からない。
「手伝おうか？」
少し掠れた聞き覚えのある深い声。
声のした方を振り向くと窓から差す月光にプラチナの髪が輝いている。
チシヤを目にした瞬間安心感に包まれた。
「..チシヤ、ゲームに参加しなかったの？」
久しぶりにチシヤに会えて嬉しい気持ちはあるのに、ゲームで積まれた疲労感が私の体を支配してしまい明るく受け答えができない。
「俺にはまだビザが残ってるもんでね。」
私と同じぐらいのテンションでチシヤが答える。
チシヤのテンションにはまるでアップダウンがない。
「なんでゲームに参加したの？」
確かにわざわざスペードの8に1人で行って参加する人なんて居ないか。
「たまたま体育館で休憩してたら、そこがゲーム会場になっちゃって、運悪すぎるよね笑」
微笑しながら言う。「笑い事じゃないよ」とチシヤはため息をつきながら困った様子だった。
「こっち向いて。」
私が手に持っていた絆創膏を彼が奪い、ベットに座っていた私の横に腰掛ける。
「綺麗な顔が台無しだねぇ」
なんてことを言いながら私の顔をまじまじと見つめてくる。
何故か鼓動が早くなる。
恥ずかしくなって少し顔を横にずらすとチシヤが笑いながら手で顔を合わせてくる。
「やめてよチシヤ、恥ずかしいから」
と笑いながら言うとチシヤが「前の仕返しだよ」と言ってくる。なんのことか理解出来ずにいるとチシヤが絆創膏を顔に貼ってくれた。
「足は結構深く怪我してるね、包帯巻こうか」
「消毒痛いかもしれないけど我慢してね」とチシヤが消毒液に手を伸ばしながら言う。この深い傷だと絶対痛い。
消毒液が足の傷に流れてくる。
「っ..痛..」
やっぱり痛い。その様子を見たチシヤは「大丈夫大丈夫」と私を宥めながら慣れた手つきで包帯を巻いてくれた。
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ayn. - クイさん» 初コメありがとうございます♡とっても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします✨ (2023年2月17日 17時) (
レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
クイ(プロフ) - 初コメです！キュンとしたりハラハラしたりめちゃくちゃ面白いです！更新楽しみにしています！ (2023年2月15日 22時) (レス) id: 5923468ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ayn. - あかねさん» 初コメありがとうございます🎵めちゃめちゃ嬉しいお言葉すぎます♡これからも楽しんでいただければ幸いです！よろしくお願いします✨ (2023年2月7日 20時) (レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 初コメ失礼します！この小説すっごく面白くて大好きです🥺更新大変だと思いますが、これからも頑張ってください💪 (2023年2月6日 6時) (レス) @page8 id: b290921bd3 (このIDを非表示/違反報告)
ayn. - 金成さん» ご報告ありがとございます（ ; ; ）早急に外して参りました、教えてくださらなかったらそのままでした、本当にありがとうございます(>_<) (2023年2月5日 20時) (レス) id: 6fff18c5cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ay. | 作成日時：2023年2月4日 20時
