スマブラ小説プリンスは暴走族～Free ＡｓＨｉｍ～ (ページ4)

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始まり　ｓｉｄｅ　Ster‐Fox　1 ページ4

ここは、ライラット星系をアンドルフの魔の手から救った英雄達

雇われ遊撃隊スターフォックスの所有する巨大戦艦「グレートフォックス」内

銀河を救い英雄となったスターフォックスだったが、最近は仕事が減っている。

そんな状況を気にせず、リビングルームの中心で何やら真剣そうな2人

「っしゃ！今回は俺の勝ちだぜ！約束通り昼飯奢れよ、フォックス」

背の高い隼の青年がゲーム機を高々と掲げ隣に居る狐‐フォックスを見る。

「くっそ～最近勝ち続きだったのにな」

フォックスは耳と尻尾をダランと垂らして、本当に悔しそうだ。

普通に見ればゲーム対決をしている二人の若者にしか見えないが、実はこの二人

ライラット星系を悪の科学者から救った英雄、雇われ遊撃隊スターフォックスのリーダー

フォックス・マクラウドとその親友でライバルでもあるフォックス以上の凄腕遊撃手

スターフォックスのエースパイロット、ファルコ・ランバルディである。

「何だ、まだやってるのか」

少し太った兎の男性がリビングに顔を出した。

彼は、今は亡きフォックスの父ジェームズ・マクラウドの親友でもあった

スターフォックスの最年長パイロットペッピー・ヘアーだ。

「仕方ねぇだろオッサン、最近ろくな仕事が入って来ねぇんだ」

「ファルコ！わしはオッサンじゃないと何度言ったら分かるんだ！！」

「中年太り・一人称・お小言どれを取ってもオッサンだろうが！」

今にも喧嘩を始めそうな二人を見て、フォックスはハァ、と溜息を吐く。

ペッピーは45歳でファルコは自分よりも一つ年上の19歳

その年齢からして、別に二人がぶつかる事は不自然では無いのだが

自分やメカニックのスリッピー・トードにもよく飛び火して来る為、正直言って辞めて欲しい。

まぁ、仮に喧嘩になったとしても暴走族のヘッドを務めていた事がある

ファルコが圧勝するだろうが。ここはリーダーとして止めなければ。

「まぁまぁ、二人共仕事が無くて苛立ってるのは分かるが少し落ち着こう」

「「リーダーのお前が、仕事探して来ないからだろうが！」」

本当、こんな所は仲良くツッコむんだよな…

「ん？どしたの二人共、喧嘩なんて始めて」

「ソウデスヨ、アマリトラブルハヒカエテクダサイ」

そう言いながら現れたのは、うちのメカニック、スリッピー・トードと

オペレーターロボットのナウスだ。