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『え、エーフィ …どうしたのー…？
なんかすみません、キバナさん…』
「…はは…」
私は仕事中、自分の手持ちのポケモンを一体だけ出している。
それはマスターのご配慮だった。
私がもともとポケモントレーナーだったということを知っているマスターは、私がここで働きたいと申し出たときにポケモンたちとのふれあいの時間が減ってしまうことを危惧したらしい。
そのため、仕事中にポケモンを出しておいてふれあいながら働きなさい、と言ってくださったのだ。
ちなみに、お店の中にはマスターのホルビーもいる。
で、今日はエーフィを出していたわけなんだけれど…。
「こいつ、めちゃくちゃ威嚇してんなぁ。」
『え、えぇと……』
キバナさんがご来店されてから、エーフィはキバナさんをじっと睨んでいた。
近寄ろうとはせず、じっと睨む。
私が動きだしたら私を目で追って、キバナさんの近くに寄ろうとしたら私の足元に戯れてくる。
エーフィはそれをずっと繰り返していた。
『…なんかすみません、普段この子こんな感じじゃないんですけど…。』
「いーや、いいぜ。
っていっても、多分これはオレさまの問題なんだろうけどなぁ？」
キバナさんはそう言ってエーフィに手を差し出す。
するとエーフィは、その手を尻尾ではたいてそっぽを向いてしまった。
「ははっ、おもしれぇなぁ。
A、このエーフィとんでもなく賢いだろ？
そんで、お前とは結構長い付き合い…違うか？」
真っ青になる私とは正反対に、キバナさんは笑顔で私にこう言った。
…たしかに、私の手持ちのポケモンのなかでもエーフィはとっても賢い。
それに、付き合いだって私が10歳になって旅を始める前からだ。
『あ、合ってます…！』
「だろ？やっぱわかっちゃうんだよなぁ…。
ポケモンには隠し事できないってことだな。」
『？何がでしょう？』
キバナさんはそう言って、にやにやしながら後ろで手を組む。
そして、エーフィのことをちらりと見てから目を伏せた。
「A…おまえ、本当にポケモンに好かれてるんだな。」
『？？？』
___
＞いぬお様
コメントありがとうございます！とっても嬉しく、励みになります…！
＞みぃたそ様
コメントありがとうございます！！気に入っていただけたようで嬉しいです…！！これからもよろしくお願いします！！
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椿姫 - はじめまして！すごく素敵な作品でした！続きをとても楽しみにお待ちしてます！応援してます！ (2020年8月2日 22時) (
レス) id: 98fbe8eed1 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ(プロフ) - 初めまして！めちゃめちゃお話が好きです！応援してます！ (2020年1月23日 22時) (レス) id: e2cf4e457e (このIDを非表示/違反報告)
ユリカ - 初めまして！この作品が大好きでいつも読ませて頂いています！続きがとても気になります！これからも応援しています！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 5d842f36da (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - この作品すごく面白くて好きです！エスパータイプとかフェアリータイプのポケモンが好きだし、キバナさんも好きなので最高です！次回も楽しみにしてます！ (2019年12月27日 21時) (レス) id: 935a46d4ab (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - コーヒーの存在だけで、オシャレに感じる素敵なお話でした(´▽｀) 次回も楽しみにしています！ (2019年12月26日 15時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい
| 作成日時：2019年11月26日 1時
