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1夜 ページ3

少女の微笑みに見事に心打たれたリコは携帯を開き、何か文字を打つ。

それから五分もしないうちに大雨の夜に同化しそうな真っ黒い車が少女とリコの前にとまった



「さぁ、のって?そんな怪我してちゃ、歩くのもキツいでしょ?」


少女は驚きつつも、冷静にペコリと頭を下げヒョコヒョコと車に乗り込む。
続いてリコが乗ると、車は動き出した。

もう、行く先は決まっているように見えた…




「…ねぇ、少し質問したいことがあるんだけどいいかしら?」


リコは顔をこちらに向け優しい顔で問う
少女はコクリと小さく頷き、質問を待つ


「ありがとう、じゃあ1つめ。貴方の名前は?」


『よし…っ、……夜原 Aです。』


「Aちゃんね!私は相田リコ、リコさんって呼んでくれると嬉しいわ!相田さんじゃ堅苦しいからね!」


『…わかりました』


「次、どうしてあんなとこに立っていたの?」


『…っ、……親と大喧嘩してしまいまして。』


「なるほど、出てきちゃったってわけね…。親御さんはAちゃんが何処にいるかは…?」


『…恐らく、知らないと思います』


「そう…わかったわ。ありがとう、今行っている場所に着くまで待っててね!」


『はい…、すみません。初対面なのにここまでして頂いて…ありがとうございます』


「もう!そんなこと言わないで!
名前を知り合えば初対面なんて関係ないのよ!これから…仲良くしましょ!」


『是非、宜しくお願いします…。』


「それじゃ、その敬語外してみましょうか!」


『え…?』


「私の最初のお願い!」



両手を合わせ目を瞑り可愛くねだるリコにAは押し負けてしまい…


『わっ、わかった。』


「ほんとに!?ありがとう!」



無邪気に笑う相手を微笑ましく思いつつもリコの言葉に疑問を残したAだった――――。

2夜→←〜プロローグ〜



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(プロフ) - カックンさん» 最後までご愛読頂き、ありがとうございました!!そう言ってくださる読者様がいてくださるだけで嬉しいです(´;ω;`) 自分の件に関しまして、これからは自己満の作品を書いていこうかななんて思ってますwなので復活は割とすぐかも…?です! (2018年2月12日 23時) (レス) id: 765d36e1ad (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - えぇ!?やめちゃうんですか?!銀さんの作品もっと見たかった……。復活したら教えてください!! (2018年2月12日 17時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - ここここここれからどどど、どうなるんだ!? (2018年2月10日 23時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - うわあぁぁぁ。お母さん悪魔だぁぁぁぁ。 (2018年1月24日 19時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カックンさん» ご愛読&コメありがとうございます!!こんな自分の体調までご心配頂きありがとうございます(´;ω;`)ブワッカックン様が朝きちんと起きられますように、自分も更新頑張ります!!温かいお言葉ありがとうございました!!! (2018年1月23日 17時) (レス) id: 9f1fc4dcfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月10日 7時

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