ハンジの悪夢5 ページ5
その日の深夜、気持ち悪さにゲーゲー吐くハンジの背中に、約束の十万ドルが投げつけられた
『ほぅら!家畜!約束の金だぜェ!』
ハンジは背中に投げつけられた金を握りしめ、勢いに身を任せ、部屋から出た。
ハン『こんな十万ドルに頼らなくては、私は、生きていけないんだ。』
走っている時に見つけた、誰もいない公園で、ハンジは金を握りしめる。
その事実が、自分の無力さ。不甲斐なさを、私に突きつける。
ハン『誰も孤児の私を助けてなんかくれない。自分の身は自分で守る。』
ハン『そして、私は笑っていてやる。この世界がどれだけ残酷でも。どれほど孤独でも。パパとママがいる、あの空に向かって。』
そして、ハンジは決めた。訓練兵に志願できる15才になるまで、あと3年、この生活をしようと。
ーーそして、ハンジの今がある。あの日の誓い通り、ハンジはどんな時も笑っていた。
奇行種。そう言われても、笑って生きてきた。
どんな時も。どんな時も。空に向かって。
パパ。ママ。私は生き抜いたよーーそういう意味をこめて。
まだつづくよ!!
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にくまん(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!! (2014年7月6日 7時) (レス) id: a893702225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いそはし | 作成日時:2014年4月21日 7時