《歌い手》握手会からはじまる恋のその先は…？

# じ ゅ う い ち ページ12

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僕はやっと見つけられたAちゃんからの大きな紙袋をそっと開ける

そこには薄紫の封筒、それと手専用のマッサージ機が入っていた




そ「あれ？？このマッサージ機、この前おまえが欲しいっていってたやつじゃない？｣

ま「……すごい！！なんで僕の欲しいものわかったの！！そらるさんにしか言ってないのに！やっぱり運命かな？！」((






そしてゆっくりと、僕は封筒の封を開けた。

3枚の便箋にはAちゃんの綺麗な文字が丁寧に書き並べてある
そして、一番最後の名前の下に、小さく書き記されていたのはTwitterのIDだった。







ま「そらるさぁぁぁん！！
AちゃんのTwitter！！！！ID！！！！書いてありましたぁぁ！！！｣

そ「まじ？！やったじやん！！！」



ちゃんと一文字一文字間違わないように、確認しながらIDを打ち込む
すると、『しのみや』というユーザーがでてきた




ま「……し、のみや？？」

そ「え、この人フォロワー1万人越えじゃん」

ま「この人が……！！！！Aちゃん！！｣




ツイートを漁ってみると、1番最近のものが、


『まふくんの握手会すごかった……たのしかった…
なんで声もいいのにお顔もあんなに美しいの…軽率に好きになりそうだったあぶない……


でもまぁわたしの推しはそらるさんとるすくんなんでね？それは揺るぎませんけど？？』







ま「……はぁぁぁぁぁぁ？？？？？？？？？？？」

そ「えっ、どうしたの、なんて書いてあった？」

ま「はぁぁぁ？？？？なんで？？？昨日そんなこと一言も言ってなかったじゃん！！なんで？？？」



そ「落ち着けってwwとりあえず俺にも読ませて


……え？なにAちゃん、俺とるす推しなの？｣

ま「そうみたいですよ！！！！僕の握手会にきたのに！！！！！！これほんとはAちゃんじゃないんじゃないですかね！！｣






メディア欄を漁ると、そこにはAちゃんのとても美しい顔が並んでいた。



ま「やっぱりAちゃんだ……｣

そ「うっわ……美人じゃん…2次元にいそう」

ま「でしょ？！？！僕のAちゃん！！！｣

そ「でも俺のリスナーなんでしょ？？
……俺も好きになりそうだなぁ｣

ま「え？？やめてください！！！僕の！！！！」

そ「まだあってもないから分かんないけど、なんか、、、一目惚れ？的な？でもまぁAちゃんはお前のものでもないし好きになるかは俺の自由だからな｣





ええ〜〜〜〜〜僕そらるさんに勝てる気しないんだけど？！

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