【あんスタ】メ イ ド 戦 争【朱桜司】

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(……何だこの状況)


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壁ドン事件からつかの間、夕食会を終え、仕事も終わったと思って自室に戻ってきた……のだけれど。


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真ん中に置かれた机の前には私。
左には葵様、右には坊っちゃま。


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「あ、Aちゃんここ違うよ」


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指摘された部分を慌てて見直す。
今は3人で勉強会中。


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普段は坊っちゃまと二人でやっている勉強会。
そもそも今日は中止するはずだった勉強会をなぜやっているかというと…。


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理由は坊っちゃまにあったりする。
そもそも私は今日は何もないと思って部屋着でのんびりしていたのだ。


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途中になっていた小説。
もうすぐ終わりかけで集中していたところで部屋のノックが鳴り、開けると坊っちゃまと葵様がたっていた。


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そして、坊っちゃまは夕食会後思ったより時間が余ったのでいつも通り勉強会をしようと私の部屋に向かっていたこと。


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葵様は、お迎えの車が遅れることになったから暇つぶしに坊っちゃまの元に向かったことを聞いた。


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葵様にまで勉強を教えていただくなんて申し訳ない、そう思って追い返そうとしたが強引に部屋に入ってくる二人。


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仕方なく受け入れることにし、いつも通り学校の帰り道に買ってきたお菓子を開ける。


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今日は “ポテトチップス” というもの。
坊っちゃまはもちろん幼い頃から御屋敷で育ってきた私は俗に言う世間知らずで。


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1人で学校帰ることになった今、お菓子を買ってきて勉強会のときに坊っちゃまと食べるのが恒例となっているのだ。


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葵様もこれを食べるのは初めてのようで美味しいとすごく驚いていた。


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そんなこんなで、勉強会が始まり、今に至る……。


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