【あんスタ】私とあいつの喧嘩祭り【朔間凛月】

最終話 ページ45

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しおりと夏目くんと離れてから

学校に着いた時



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私は、ふと握っている手の力を強めた



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｢なに？｣

『んー、…なんかね、好きだなって思って』



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笑顔でそう言ったら

凛月は思考停止の顔



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そして、ぽつりと何か言ったと思ったら



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｢…あほ面｣



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って一言




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『なっ！………ん！』



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｢なによ！｣って言おうとしたら

私の口に覆いかぶさってきたのは凛月の唇



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顔を真っ赤にさせ

口をパクパクさせてる私を見て

凛月は、口角を上げたと思えば



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｢ごちそうさま｣



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自分の唇をペロリと

舐めながらそんなことを言った



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『……っ！ 可愛くない！！』



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多分、これからもいっぱい喧嘩して

嫌になる時もあるかもしれないけど



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これからも……私の隣にいるのは、凛月なのかな



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｢また変な顔してる｣

『変な顔じゃないもん！』



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そんな言い争いをして

ヤケになった私は、凛月のほっぺにキスをした



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『仕返し！』



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珍しく真っ赤になる凛月をみて

私は、べーって舌を出した



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Fin．

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