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(cn)
｢……ふぅ、｣
楽しかった。4人でのご飯も十分に楽しかったけど、僕にとっての本番はここから。
お腹いっぱい食べても、お酒を飲んでも、あの甘い感触はまだ残っていて、消えて欲しくなんてなくて、
この気持ちと一緒に膨らんでいくばかり。
．
｢…涼介、｣
｢ん、あがった？
…どした、髪でも乾かして欲しいの？｣
｢……ちぃ？｣
_____昼間の続き、したい
｢…ぇ、｣
自分の口から出た言葉と共に見開かれた目からは綺麗な瞳がこぼれ落ちてしまいそうで、
そこに映る自分にまたふと少しだけ後悔が湧き上がる。
…また自分から押しかけてしまった。涼介が好きなのは追う恋だ。こんな風に自分からぐいぐい覆いかぶさって無理やり唇を奪うような相手じゃない。わかっているのに。
__また困った顔でこの肩を優しく突き返されたら、
そんな不安が隅を過ぎる。
｢、っ｣
｢…ごめん｣
聞きたくなかった3文字と、優しく頭を撫でられる感触に あぁ、やっぱり昼間のは気の迷いだったんだって、
｢ごめんな、不安にさせて。
こういうのは、これからは俺から言わせて。｣
｢りょ、__｣
優しく頭を撫でてくれていた手がそっと頬を撫でる。
瞬きをする間に唇は合わさっていて、甘く、愛しい感触が、また克明に刻まれていく。
一瞬離れてふっと微笑って、少しずつ唇を食まれていく。
言葉なんてなくたって、涼介の気持ちが、__瞳が、
自分に向いたのがわかる気がした。
息苦しくて、嬉しくて。
銀糸さえも、離れないでと切なくなる。
ずっと大好きだった人の熱情と愛に満ちた瞳にこれ以上の幸せなんてないと、思ってしまうくらい。
何度も角度を変えて重ねられる唇に頭の中を水音が木霊する。
そっと押された肩はベッドに沈んで、
｢今日は、ここまでにしよう｣
｢ぇ……？｣
髪を撫でる手は、その優しさに反して離れていく。
もっと、奥まで触れて欲しいのに。
｢こんな誰が聞いてるかも分からないところじゃ、それこそちぃを守れないよ。必要なものだってないし、｣
初めては俺の家でちゃんとしよう
おでこの重なる距離での言葉。甘い吐息に震える声で頷くことしか出来なかった。
｢シャワー浴びてくる。先寝てていいよ。｣
｢ぁっ…、
…待ってる、から、一緒に寝るのはいい…？｣
｢…ん、わかった。早めにあがるな。｣
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ぺす。(プロフ) - うめこさん» ありがとうございます(⑉• •⑉) (2023年3月16日 20時) (
レス) id: 206ade82dd (このIDを非表示/違反報告)
うめこ(プロフ) - ハァ…やっぱ甘々最高です（´-`） (2023年3月14日 12時) (レス) @page44 id: 47eba4f513 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - 更新待ってます。 (2022年2月18日 23時) (レス) id: 5f35425ac6 (このIDを非表示/違反報告)
ぺす。(プロフ) - ボボンデスさん» ありがとうございます、そう言っていただけるととても嬉しいです！やっぱり「面白い」と思っていただけるのが書いている側としては1番嬉しいです(^^ 更新頻度は遅いですが、今後もよろしくお願い致します (2020年3月6日 4時) (レス) id: 8fc2c5dabd (このIDを非表示/違反報告)
ボボンデス - めちゃくちゃ面白いです！！私も健気な知念くんが報われてほしいな、と勝手に思っています。結末がどうであったとしても、続きを楽しみにしております。 (2020年3月3日 23時) (レス) id: c7669e2271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺす。
| 作成日時：2017年2月2日 0時
