友達 ページ3
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「じゃあね」
首だけになった彼女がそう言った。俺はそれをただ見つめていた。
「あぁ、そうだわ」
「まだなんかあるのかよ」
「うるさいわね、あの"鬼"、見たんでしょ?どう?少しは罪悪感出た?まぁ、鬼狩りの貴方なら何も感じないか。私は貴方が悲しむ姿を死ぬ前に見たかったのに」
あの鬼、罪悪感、鬼狩り。
「…何の話だァ」
「あら、とぼけないでよ。あの日、あの夜。貴方が私を…いや、あの子を助けた時。斬ったんでしょ?あの子の"トモダチ"」
「…は?」
「嘘、まさか気付いてないの?貴方が斬ったあの鬼、あの子の前に立っていたあの鬼。アレはあの子の最初のトモダチよ。あの子を喰わない約束で、あの屋敷から連れ出す為にクソ野郎の家族を喰った。そして鎖に繋がれたあの子の首輪を取ろうとした。
─────でも、残念。何処かの鬼狩りさんがそこに来て、呆気なくあの鬼の頸は斬られ死んでしまった。…言いたい事分かる?貴方が何をしたのか、分かったかしら」
「………」
俺は、何も考えられなくなった。
「せいぜい悩むといいわ」と、捨て台詞を吐いて彼女は消えた。跡形もなく消え去った。荒れ散った花畑の中、俺は一人で立ちずさむ。先程言った通り、本当に何も考えられなくなっていた。俺はあの"鬼"を知っている。多分、俺が二度ほど見た夢に出てきたアイツだ。友達?初めて出来た、トモダチ?
「…あれ、」
何で俺、泣いているんだ。ツーッと目から垂れてきた液体が、俺の頬をつたって顎先へとこぼれ落ちた。訳が分からなくなり、目を擦る。もう、訳がわからない。
「もう、…訳わかんねェよ」
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うぇすとり?ぁー(プロフ) - 大ファンです!完結おめでとうございます!伏線回収も回想シーンも最高でした!自分はアザミちゃんが好きです。 (2021年10月3日 23時) (レス) @page48 id: 9275faa17d (このIDを非表示/違反報告)
ライアミ - めっちゃ泣けたヨ!布団がめちゃくちゃ濡れてんだけど……………ヤバいネ。感動をありがとアル!泣くことや笑うことはストレス発散になるからネ!終わりヨ! (2021年3月28日 1時) (レス) id: 2c479952a6 (このIDを非表示/違反報告)
いくま(プロフ) - 光華さん» コメントありがとうございます。光華さん、いつも自分の作品にコメントしてくださって、本当にありがとうございます!鬼滅作品を思う存分書いた後、すぐに銀魂復帰しますので、約束です! (2021年1月25日 0時) (レス) id: 611a77bbbd (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 完結おめでとうございます!次も鬼滅ですか!銀魂も鬼滅も好きなので!! 銀魂作品更新応援してます!何時までも待ってますんで、虚無感ゆっくり消化してください (2021年1月24日 18時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
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