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✿113 ページ19
「ミツ、ガヤ?
ここからは上様としてではなく
玉森裕太として聞いてほしい。
‥‥‥俺は宮田と一緒になりたい。
大奥を出て花屋を営みたい。」
俺と北山の手をギュッと握り玉は続ける。
「二人には感謝してる。
最初は恨んだけど···ここまで側近でいてくれて
俺に尽くしてくれたこと、
二人に出会えて本当に良かった。
俺の最後の我が儘を許してくれ。」
上様の言葉に……上様の覚悟に………
俺は反対など出来なかった。
そんな上様を見て北山もフッと笑う。
『俺達は玉の側近だ。玉の考えに従う。
だけど蘭はどうする?』
俺の問いかけに玉は、
"蘭と皐月三ヶ日に会う約束をしていること。
その場に宮田を連れて行くこと。
宮田と共に蘭を斬ること。“
計画を話してくれた。
「二人に頼みたいことはこの大奥を焼き払ってほしい。
既に京の者から了承を貰った。
それと、この計画を皆に伝えてほしい。
御目見え以上も御目見え以下も。
皆にあるがままを伝えて欲しい。‥‥‥蘭の存在も。」
俺と北山は上様の指令に頷いた。
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2023年4月13日 20時