✿107 ページ13
‥‥拒まない。
試しに歯列をなぞり、
舌を入れてみるがそれさえも受け入れている。
‥‥‥へぇ。
茣蓙に仰向けに寝かせ見下ろす。
『何で拒まないの?
てっきりすぐ首でもハネてくるかと思ったけど。』
裕太が手を伸ばした先は···俺の額の傷。
「ミツは諦めてくれ。」
思いもよらない言葉に思わず身体の体温が上がる。
え?何?
もしかして、
宏光を諦めてもらうために自分を差し出すって?
そのために護衛もつけずにノコノコやってきたのか。
「ミツは俺の大事な側近だ。
ミツは幸せになる権利がある。
お前の復讐は俺を斬ることで充分だろ?
俺がお前と地獄に堕ちてやる。
‥‥‥兄ちゃん。」
初めて呼ばれた呼び名に思うことはあった。
···が、裕太の着物に手を伸ばす。
『じゃあ"兄ちゃん”に抱かれろよ。
抱いてやった後、俺が斬ってやるよ。』
やっぱり同じ母親だからか、
ふとした表情は俺とよく似てる。
元々綺麗な顔をしている。
下半身に熱が入る。
普通に抱けるな···
だけど‥‥‥。
何だ?この違和感は‥‥??
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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2023年4月13日 20時