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✿127 ページ33

相変わらずデカい屋敷だこと。

千賀家の門を叩こうとしたところで
門から出てきたのは‥‥千賀。

『…びっくりした!!』

なんか、コイツ日に日に大人びてる気がする。

若旦那の貫禄?がついてきたみたいな。



「わ!早かったね!!仕事は?」

『抜けてきた。ちゃんと着物着てきたぞ。』

俺が大銭叩いて買った着物を千賀に見せつけると

ふふ…と笑われた。


よく似合ってると褒めてくれた。



大奥を出た俺は足軽の仕事を始めた。

二度と千賀と会うことはないとおもっていたが
何が縁か、担当地区の中に千賀家があった。

それから何度か届け物を千賀家に運んでいる。



『‥‥皆、元気かなあ。』




久しぶりに会う。

皆は大奥を出て何をしているのだろう。

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作者名:いっぽちゃん | 作成日時:2023年4月13日 20時

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