【ワールドトリガー 】 太刀川慶の妹２

60話 ページ23

A，太刀川，小南達三人はガトリンと斬りあいをしていた



風間はカメレオンを使いながら，ラタリコフと戦っている


斬りあいの中，Aが壁に追い込まれるが，壁に仕掛けてあるワープでガトリンの背後へと移る


すかさず，メテオラを放つ



攻撃を続けていくが，ガトリンのアームが壊れることはなかった



A「…堅いね……」


太刀川「自信なくしちゃうぜ」


小南「ムカつくけど，正面からじゃなかなか崩せなさそうね」



ガトリンはA達の分析をしながら，大砲を撃つタイミングを狙っていた


太刀川「長引いて困るのはむこうのほうだ

むこうの兵は上で二人落ちたっぽい

これ以上のんびりするつもりはないだろう

相手がさっきの大砲で決めにくるとしたら，むこうの手はある程度予想できる


A ちょっと相談があるんだが」



太刀川はAにある作戦を話す



太刀川「さあ 勝負だ」




太刀川「とりあえず，『重い方』にまとわりついて，大砲を撃たせないようにする

チャンスがあれば，作戦通りサクッと一発

そんな感じで」



A「…適当じゃない？」


太刀川「適当でいいんだよ

こっちには予知がついているからな」


Aはそれを聞き，不敵な笑みを見せる



A「…わかった」



斬りあいの最中，風間の奇襲が成功し，ラタリコフの右腕と両足を斬った


しかし，ガトリンは遠征艇の方へ体を向ける


太刀川「来るぞ 大砲だ！ 村上を援護しろ！」


A「了解」


Aは遠征艇の前にいる村上へと向かっていく


それを見たガトリンはアームで太刀川を捉える


そして，大砲を構えた


太刀川「………！」


村上「太刀川さんごと格納庫を……!?

(まずい……！この位置このタイミング

敵の大砲の斜線が読めない！

太刀川さんが壁になって砲撃を妨害もできない………！)」


風間「(万が一村上が間に合っても太刀川は確実に倒せる手か)


………だが」



Aは突如，急ブレーキする



太刀川「一手遅いな 真っ二つだ」



次の瞬間…………



ドバッッ!!!!!



太刀川とガトリンの胴体が真っ二つに斬られた



原因はAの黒トリガーである『黒鬼顎』の鎌だった

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