【歌い手】余命一ヶ月の彼女【天月】

22話. ページ27

この、出来事は今から1時間前にさかのぼる。

朝起きるとやたらそわそわしていた翔太。その原因を探るべく、本人に直撃取材。

あ「..翔太さん」
天「何でしょう」
あ「..大丈夫ですか?」
天「へっ??」

なんだ。一大事だ。
翔太に大丈夫か、と問えば大丈夫だ、では無くへっ?、だと。
いつもの翔太では無いのは確かだ。

熱でもあるのだろうか。

でも顔色もいい。
絶好調だ。

何があったのだろうか。

あ「今日、何かあるの?」
天「生放送」
あ「え?」
天「だっ、だから..生放送!」
あ「誰か来るんでしょ?」
天「コニーと歌詞さんとはしやんとun:cさん」

やっぱり。
私が一番会いたくない人物にあたる。

絶対に会いたくない、と言えばそれは嘘になるだろう。
実際、話していて楽しい。だが、色々と面倒な事から「会いたくない人物」と呼んでいる。
本人は自覚していないようだけど。

チャイムが鳴る。
これが噂をすれば影、か。

天「おー今日は全員?」
un:c「迷う歌詞くんのためにｗ」←お疲れ様生放送参照
天「そっかそっかｗ今日はAも一緒にやるから」
あ「え、聞いてｎ「お邪魔しまーす！！」

私の拒否権は皆の声で抹消される。
ドンマイ、私。


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