セブチの双子は自由人 5 (ページ26)

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ジョシュア

「ふふっ(笑)イタズラはおしまいね」

ニヤリと笑って体を離すと、ハルは真っ赤な頬をプクーっと膨らませた。

HR「オッパ～酷いよ！」

「僕から逃げたハルが悪いんだよ。嫌われたんじゃないかって不安だったんだからね」

HR「う～ごめんなさい」

「もういいよ。でも、慣れてもらうまで何度でもやるからね」

HR「えー？！･･･オッパってさ、案外いい性格してるよね」

「本当？ありがとう」

HR「嫌味のつもりだったのに･･･」

「ははは(笑)」

アキと同じ事を言うハルに今度は大きな声で笑ってしまう。

変なところでそっくりなんだから(笑)

「さっ、お嬢さん。僕と一緒に控え室へと戻りましょうか？」

HR「あ～もう！戻る、戻るからちょっと離れて歩いてよ～」

「だーめ♡」

HR「オッパの意地悪！！」

良かった、嫌われてなくて。

もしハルに嫌われていたなら、僕はいったいどうなっていただろうか。

ハル、僕はね、君を一生愛し続けることを誓うよ。

ハルの手を離さないように指を絡め、控え室まで続くこの廊下が一生続けばいいのに、なんて思いながら僕は歩いた。