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『コネで入社なんて羨ましいですね〜』
『誰目当て?まさかジョングク?』
『ないでしょ(笑)こんなオバサン相手にしないって(笑)』
クスクス笑う女の人達。
彼女達は他事務所のスタッフで、中には昔ジウと一緒に働いた事がある人もいた。
ジウ「すいません、仕事があるので失礼します・・・痛っ、」
相手にしてはいけないと思い、頭を下げて逃げようとすると腕を掴まれる。
『いい加減辞めなよ。何度言えば気が済むわけ?』
ジウがBigHitに入社した時から、小さな嫌がらせが何度かあった。
今や世界的に有名になった防弾少年団のいる事務所に入りたいと願う女の子達はたくさんいる。
この子達は競争率の高さから入社を諦めて他事務所で働き、共演する際に近づこうとしている。
そしてここ最近になってその嫌がらせの頻度が増え、他事務所のアイドルと共演する時には必ずといっていいほど嫌味を言われたりする。
酷い時は飲み物をかけられたり、メイク道具を隠されたり・・・
誰かに相談すればいいものを、ソランに拾ってもらった恩があるから迷惑をかけられないと、ジウはずっと我慢していた。
全て自分が耐えればいいのだと・・・
ジウ「離してください。うちのアーティストが待ってるので戻ります。」
『は?調子にのんな!!』
ガシャーン、
ジウが持っていたメイク道具を取り上げ、床に叩きつけると大きな音を立て散らばっていく。
ジウ「なにする・・・」
Li「ねぇ何してんの?」
誰もいないと思っていた所からソランの声がした。
ジロっと睨むと、そこにいる全員の肩がビクッと跳ね上がる。
ジウ「・・・ソラン、なんでここに?」
ジウの問いかけに何も答えずただ床に散らばった道具を拾うソラン。
Li「ヌナ、はいこれ。道具は全部揃ってる?」
ヌナに向けた顔は優しく微笑んでいる。
けれど・・・
Li「おい、答えろよ。うちのスタッフに何してんの?誰が調子にのってるって?」
普段はニコニコして他事務所のスタッフにも愛想よくしているソラン。
そのソランが、一切笑わず冷たい目をしているのだから背筋が凍るほど怖い。
『いえ、あの・・・』
『冗談で・・・ごめんなさい。』
Li「は?冗談?嫌味言うのが冗談なの?君、変わってるね・・・顔覚えたから。二度とうちのヌナに近づくなよ。」
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月未(プロフ) - ユンさん» わかりました!リクエストありがとうございます!書いたら次のシリーズでアップしますね!少しお時間かかると思いますけど書かせていただきます! (2019年6月7日 17時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
ユン - リクエストさせてください。いつもソランが先輩だから手加減してたウジがマジギレしちゃう的な話どうですか? (夢オチ?) (2019年6月6日 17時) (レス) id: 61e4cc3c79 (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - ゆめさん» リクエストありがとうございます!次のシリーズで書かせていただきますね! (2019年6月5日 16時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - そこで夢主の女装だったということに気がき、失恋?したグクは夢主に八つ当たりをするという話を書いて欲しいです。 長くなってしまったので、2つに分けさせていただきした。すいません、更新頑張ってください! (2019年6月5日 8時) (レス) id: fed9021c8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 撮影の日(個人撮影)でグクが一目惚れしちゃって、初めての恋みたいな感じで、いつもボーッとしたりしてすっごいまた会いたいなみたいな恋焦がれるみたいな感じになってしまい、ヒョン達も応援しているんですが(夢主以外)個人撮影の雑誌が出てきて、 (2019年6月5日 8時) (レス) id: fed9021c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月未 | 作成日時:2019年5月8日 6時