防弾のハイテンションボーイ 7

Jutaさんリクエスト 1 ページ13

マネージャー


俺は今、防弾少年団の結成以来、初の出来事に立ち会っている。


未だかつてこんな事があっただろうか？


答えは否。


だってそうだろ？


ソランが、あのドケチのソランが！メンバーに誕生日でも無いのに、物を買うなんて！


本人は買いたくないんだろうな、死んだ魚の目をしている。


それと対象的にメンバーのテンションが異様に高い。


JN「やー！予算もなしで買ってくれるなんて太っ腹だな！」


V「俺ちょうどGUCCIで欲しい靴あったんだよね〜」


JM「僕はアクセサリーにしようかな？指輪とピアス探そう♪」


JH「バッグかな〜？サングラスかな〜？小物がいーっぱい欲しいな♪」


JK「無地T何枚探せるかな？見つけたら片っ端から買うか。」


RM「ネットで買ってもいいけど、直接見た方がいいよな？何にしようかな〜」


SG「服いらねぇから機材買ってくれ。」


Li「･･･。」


遠慮って言葉を知らないのかこいつらは。


まぁそもそも言い出しっぺはソランだし、仕方ないか。


事の発端は、番組内のゲームが原因だった。


5つのゲームで勝敗を決めるって奴だったんだけど、ソランのヤツ途中までぶっちぎりの1位だったから調子に乗ったんだよな〜。


Li「俺が最下位になったら何でも好きなもん買ってやるよ！まぁ最下位になったらだけどな〜(笑)」


アホだ。


その瞬間、メンバーの目の色が変わった事にも気づず更に挑発しまくったソランはアホだ。


結局、メンバー全員でソランを陥れてこの状況になったわけだが、ソランの顔色がどんどん青白くなっていく。


そうだよな･･･テヒョンの奴、一直線にGUCCIに向かって行ったもんな。


GUCCI、高いよな･･･。


Li「･･･。」


口出し禁止の為か一言も発さないけど、あいつ大丈夫かな？


金払いながら死ぬんじゃないか？


あっ、こっち見た。


あいつ、泣いてる？


いや、まだ堪えてるか。


これは泣くのも時間の問題だな。

2→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す